Lunascapeは14日、Firefoxのアドオンにも対応し、ユーザーインタフェースを一新した同社Webブラウザ「Lunascape6.0α ORION」をリリースした。ORIONは、Windows 7 にも対応、Lunascapeのアドオン、Internet Explorerのアドオン、Firefoxのアドオンと3つのアドオンを動作させることができ、世界初のトリプルアドオン対応ブラウザになる。同社Webサイトからダウンロードできる。

ユーザーインタフェースは、基本操作に迷うことのないようにシンプルな設計となっており、Webページの表示領域が少しでも広く確保できるように小さく、見やすいアイコンを用いたスキンなどを拡充するほか、アドオンをインストールした際にアイコンの表示位置がWebブラウジングの妨げにならないように、関連メニューが一つのツールバーにまとめて配置されるなどユーザーの使い勝手を配慮。複数ページを同時に閲覧できるカスケード表示機能も進化し、同一ページをGecko、Trident、WebKitと3つのレンダリングエンジンでまとめて表示させることも可能となり、Web開発者などにも重宝される。

コードネーム"ORION"については、あるWebサイトでは特定のブラウザを利用できないなどユーザーが困惑する状況において、IE/Firefox/Safari/Chromeの4つのブラウザと今回対応する3つのアドオンをLunascape上で融和できるようにという願いが込められており、オリオン座外周の4つの星をブラウザに、中央のベルトの3つの星をレンダリングエンジンとアドオンになぞらえてネーミングされているという。

Firefox アドオン「FoxTab」をLunascape 6.0α ORION で実行

Firefox アドオン「Firebug」の動作画面