ソリッドアライアンスは1日、"まったく新しいコンセプト"を謳うUSBメモリ「MNEMOSYNE」を発表した。販売価格は100万円(税抜き)。同社WEBサイトを通して受注生産での販売を行う。同社の創業7周年を記念した製品だ。

100万円のUSBメモリ「MNEMOSYNE」

"思い出を大切に残す"というコンセプトをもとにデザインされたUSBメモリとされており、72mm角の金属のキューブという外観を持つ。この金属のキューブはパズルのように6つの異なるブロックから形成されており、そのままではUSBメモリとして利用することはできない。6つのブロックを順番どおりに外して行くと、最後にUSBメモリの端子が現れるという仕組みだ。

6つのブロックから形成されている

同社では「この手間のかかる行為こそが、現代のUSBメモリの使われ方とは全く逆であり、本当に大切な思い出の価値を表現している」と説明している。同製品のプロジェクトは、デザインスタジオ「Toshi Satoji Design」の工業デザイナーToshi Satoji氏と同社が3年4カ月もの歳月をかけて実現したのだという。

パズルのように分解すると、USB端子が出現

ボディは、無垢のアルミの塊を一つ一つ異なった形状に削りだし、職人の手によって丹念に研磨することで製造されている。その時々の気温・湿度などで変化する素材を、職人の技術により時間をかけて調整されながら製造されるため、世界で一つとして同じものは存在しないとのこと。

主な仕様は、メモリ容量が16GB、対応OSがWindows XP/Vista、MacOS 10.2以降で、本体サイズはW72×D72×H72mm、本体重量は953g。製品にはシリアルナンバーが刻印される。