「Make Music, Anytime, Anywhere(いつでも、どこでも、いい音で、自分らしく楽しめる)」というコンセプトで製品を展開する“Casiotone(カシオトーン)”。そんなCasiotoneから、2024年6月に新製品「CT-S1-76」が発売されました。以前発売された「CT-S1」よりもサウンドや機能など、進化しているよう。そこで今回は、現役ピアニストとして活動している筆者が、実際に「CT-S1-76」を体験して、感動したポイントを紹介していきます!


ピアニスト・音楽ライター 長井進之介氏

国立音楽大学大学院修士課程器楽専攻(伴奏)修了を経て、同大学院博士後期課程音楽学領域単位取得。在学中、カールスルーエ音楽大学に交換留学。2007年度〈柴田南雄音楽評論賞〉奨励賞受賞(史上最年少)を機に音楽ライターとして活動を開始し、著書に『OHHASHI いい音をいつまでも』(創英社/三省堂書店)などがある。
国立音楽大学大学院伴奏助手、クラシック専門インターネットラジオ番組「OTTAVA Fresca」(平日午前9:00~12:00)木・金曜日プレゼンターも務める。

最初に目に入ったのが、“鍵盤数”。キーボードは61鍵盤のものが多い傾向ですが、本製品は76鍵盤あり、使い勝手がよさそうと思いました。

筆者がピアニストとして活動する際は、楽器を持参しなくてはならない現場もあるのですが、私が61鍵盤のものしか持っていないため、曲によっては音域が足りないこともあります。音域が足りない時は、演奏しながら音域を調整しているのですが、かなりストレスでした。

しかし、「CT-S1-76」は76鍵盤あるので、61鍵盤では足りない音域もしっかりとカバーされています。そのため、ポップス系からクラシックの作品まで多くの楽曲の音域を賄えるので、演奏で困ることはあまりないでしょう。また、76鍵盤によって広がった低音域と高音域でも、音の広がりや深みを感じることができ、演奏者側も豊かな音楽を楽しめますよ。

さらに、うれしいポイントのひとつが“ポータビリティ”奥行き258㎜、横幅1,140mmでありながらも、質量5.3kgと軽量です。これであれば、部屋のレイアウトや気分に合わせて弾く場所を変えるのも容易でしょう。

  • 奥行き258㎜、横幅1,140mm、質量5.3kgとかなりコンパクト

ただ、コンパクトなボディだと、どうしても音の深みや響きが物足りないと感じてしまいがち。せっかく購入するのであれば、音にもこだわりたいですよね。では、「CT-S1-76」はどうなのでしょうか。

「CT-S1-76」を弾いてみると、コンパクトなボディながらも“音の響き”や“広がり”を十分に感じることができました。なかでも、私が注目したのが“低音の響き”。心地良い響きの豊かな音で、どんな楽曲も弾きこなせそうです。

このような豊かな音響を叶えるのが、「CT-S1-76」の独自の音響システムです。水平型バスレフスピーカーシステムが備わっていることで、省スペースでもパワフルなサウンドを楽しめるようになっています。また、アンプ出力は「CT-S1」が2.5W+2.5Wだったのに対し、6.5W+6.5Wに強化されており、迫力のある響きを実現しています。

さらに音量に合わせて音質を最適化するボリュームシンクイコライザー機能を搭載しているので、音量を小さめに設定しても低音から高音までバランスの取れたサウンドを体感することができ、音量を小さくしても練習できそうです。

また、音色はピアノやオルガンをはじめ、厳選された61種類の音色が搭載されていて、演奏する曲に合わせられるので、パフォーマンスの幅が広がりそうです。音の響きに関しても、様々な効果を加えることができます。

これらの設定は、Bluetooth®※接続によりカシオ電子楽器専用アプリ「CASIO MUSIC SPACE」とキーボード本体を繋げることで、スマートデバイス上で設定内容を確認しながら簡単に変更できます。
(※デバイスとのBluetooth®接続にはワイヤレスMIDI&AUDIOアダプター「WU-BT10」<別販売>が必要です。)

  • CASIO MUSIC SPACEにて音色を選択中

このような特徴を持つ「CT-S1-76」。楽曲の特性や練習の進め方に応じて、音色だけでなくメトロノームの拍子やテンポ、サスティンなどの様々な設定をスムーズに変更することができるので、どんなときでも満足のいく演奏ができそうです。

ワンタッチで自分の演奏を録音・再生する機能も備わっているのもうれしいポイント。自分の録音を聞き返して細かいところまでチェックできるほか、ひとりでも連弾などのアンサンブルの練習ができるので大変便利です。

また、前述のワイヤレスMIDI&AUDIOアダプター「WU-BT10」<別販売>を使用すると、Bluetooth®オーディオ機能でスマートフォンやタブレット内の曲を「CT-S1-76」の迫力あるスピーカーシステムで再生したり、その曲に合わせて演奏したりして楽しむこともできます。軽やかでスタイリッシュなデザインなので、インテリアにも馴染みやすそうです。

パワフルで表現力豊かなサウンドの「CT-S1-76」。コンパクトでありながらもスタイリッシュなデザインなので、置き場所や弾く場所の選択肢が広がりそうです。日常の練習や余暇、家族や友人の前での演奏などをさらに充実させてくれることでしょう。幅広い楽器をそろえながらも厳選された音色で演奏できるので、ピアノ曲以外にも、オーケストラ曲やオルガン曲などの演奏する際のイメージづくりにも大いに役立ちそうです。楽器初心者からプロのピアニストまで、幅広い方にも重宝していただける楽器になることでしょう。ぜひ魅力的な音色に触れることができる「CT-S1-76」を店頭でチェックしてみてはいかがでしょうか。

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