ここ数年でよく耳にするようになった「AI」。うまく活用すれば、わたしたちの生活や仕事が飛躍的に便利になり、大きく可能性を広げるきっかけとなるらしい。しかし、「AI」ときいてもよくわからない、なにが便利になるのか? と感じる方も多いだろう。
そもそも「AI」とは、人工知能のことを指す。わたしたち人間が行っているような思考、認識、学習、予測といった活動を、コンピュータを使って再現するシステムだ。身近な活用事例でいうと「お掃除ロボット」や「自動運転」などで、コンピュータが学習をくり返していくことで能力が高度化されていく。
そんな「AI」を搭載したPC「AI PC」が日本HPから登場。「AI PC」の魅力はどのようなところにあるのか、東京・表参道ヒルズにて行われた新製品発表会に潜入して調査する。
PCにはさまざまな情報処理を行うため、プロセッサーと呼ばれる”頭脳”が搭載されている。一般的なPCには計算をしたり情報を処理するメイン用と画像を処理するグラフィック用の2つが搭載されているが、「AI PC」には”第三の頭脳”となるAI専用プロセッサーが追加された。AI専用の頭脳があることにより、メイン頭脳に余裕ができ、処理スピードが70~80%も改善するという。
AI専用頭脳を内蔵して処理スピードが飛躍的に向上したことにより、さまざまなPC作業効率がアップ。空いた時間で、これまではチャレンジできなかったプライベートの動画作成や作曲やイラスト作成などの趣味にもPCを活用できるようになる。さらに、利用パターンを機会学習することにより、より個々の属性に合ったPCパフォーマンスに進化していくので、より自分らしい、まさに相棒のようなPCになっていくという。
日本HPマーケティング本部長の柳澤真吾さんは「私も長らくPC業界にいますが、このような革新は20年ぶりくらいじゃないか。それくらい大きな変化が起こっていて、今後AIはもっと身近になってくる。見た目は従来のパソコンと変わらないが、内部ではとんでもないことが起こっています」と話す。
そして「PCはパーソナルコンピュータの略称だが、今後は”パーソナルコンパニオン”と、名称が変わるくらいの大きな変化。2023年は『AI元年』と呼ばれているが、2024年は後に『AI PC元年』と呼ばれるようにしていきたい」とコメントし、今回のAI PCのリリースがPC業界の歴史に刻まれるほどのイノベーションだとアピールした。
「AI PC」は人間の暮らしを日常的に豊かにする便利な道具になる
発表会には、茂木健一郎さん、NewsPicksの金谷亜美さんも登壇し、柳沢さんも含めて、AI PCで仕事や暮らしがどのように変化するのかについてトークセッションが行われた。
AIは人間を凌駕するような能力を秘めているということで、AIが人の仕事を奪ってしまうなどの声も聞こえてくるが、「電卓が開発されたとき、学校の先生なんかは『こんなものを使ったら勉強できなくなる』みたいな話があったんですが、みんな結局のところ使い方を覚えて活用し、当たり前のように使っていますよね。AI PCも、慣れてくれば相棒として苦手なものを任せて、自分たちを進化させるアイテムになる」と、柳澤さんはあくまでAIは人間の暮らしを飛躍的に豊かにする便利な道具であると話す。
金谷さんも「人が考えていたことをAIが代わりにやることで、人間の能力が下がるのではなく、より可能性が広がるということ。AIに任せることで、むしろ人間が人間らしさを出していくことができる」と、AIによって人間の個性や人間にしかできないことが際立ってくると語った。
そして、茂木さんは「ネットに接続して活用するAIももちろん大事なんだけれど、接続しなくてもAIを使う時代が来た。AIは自分を映す鏡なので、いい影響を与えて、美しいものを作り、人を幸せにするようなものにしたいと思えば、AIはそういうものを描いてくれる。どんな自分になりたいのか、どんな未来にしたいのか、それをAIで自由に選べる時代になってくるので、ぜひ自分に問いかけてほしい」と、AIを使って何をしたいのか、自分自身の向かうべき方向性を見極めて活用してほしいと話した。
発表会の後には、インフルエンサーらが新製品に触れる体験会が行われた。実際にAI PCを使ってみた感想を聞いてきた。
1人目は、ウェブ制作やマーケティング業とともにモデルとしても活躍している中島樹さんに話を聞いた。
――AI PCに実際に触れてみた印象は?
中島さん:普段から仕事でAIは使っていて、特にウェブサイト運用ではちょっとしたサムネイル画像を作るなど、とても活用しています。ただ、現在は少し古いパソコンを使っているのでAIを使うには処理が遅かったんですね。でも「HP Envy x360 14」はすごくサクサク動いている印象でしたし、AIアシスタントキーがあることで、より使いやすくなっていると思いました。
――AI PCを取り入れたら、どのように自分の生活が変わりそう?
中島さん:まさに今やっているようなサイト運用のお仕事では、パフォーマンスやスピードが向上すると思います。モデルの仕事と両立させるという部分では、いかに時間や工数をかけずに仕事の成果を最大化するのかが求められるので、スピード感に一番の恩恵がありそうです。あと、これまで自分で音楽をつくることに興味は無かったんですけど、AIで簡単に作れるのならばオリジナルの音楽も作ってみたいですね。サブスクなどで「リラックスできる曲」とかを聴いているんですが、それを自分で作れるようになったら面白いんじゃないかな。
――PC選びで大切にしていることは?
中島さん:やはり仕事で使う上で、メモリやCPUなどのパフォーマンス面は重要です。そして毎日使うものなので、デザインも大切。自分がそのアイテムを愛せるかは割と重要なんですけど、今回はそのどちらも満たしてくれているので、正直めちゃくちゃ欲しいです(笑)
続いて話を聞いたのは、株式会社BLANCAMOUR代表取締役の原朝未さん。原さんは、インフルエンサー「上司のあさみ」としても活躍している。
――今日の発表会の感想は?
原さん:私自身、AIについてほとんど知識が無かったので、まず「AI PC」について知ることができてよかったです。そもそもAIに苦手意識というか、AIを使っていると自分の能力が下がってしまうような先入観を勝手に持ってしまっていたんです。自分のアイデンティティが膨らまないような印象があったんですが、可能性を広げたり、選択肢を増やしたりできるものであって、AIは自分にとってのアシスタントなんだと気付くことができました。まさに今日、価値観が変わりました。
――使ってみたい、と思ったものはありましたか?
原さん:映像に関わるお仕事が多くて、音楽などはすでにあるものを選ぶだけで済ませてしまうことが多いんです。でもAIを使えば、自分が見せたい部分に合わせた音楽を用意することもできるので、そこはすごく助けてもらえるんじゃないかと思っています。オリジナルのものを作れるのなら、早速試してみたいですね。字幕をつけたりするのも、ずっとソフトウェアに打ち込んでいたので、AIで書き起こせると知って、自分の時代遅れを実感して恥ずかしくなっています(笑)
――実際にAI PCを触ってみてどうでしたか?
原さん:動画編集ソフトを少し使ってみたんですが、画質や映像がとても繊細できれいでしたし、カーソルやボタンもサクサク動くんですよ。いろいろな作業が時短になれば、その分、ほかにやれることが増える。そのためのサービスやツールを開発してくれている企業があって、技術で私たちの選択肢を広げてくれていることに本当に感謝しました。そして、それを活用できるAI PCがあるのならば、もう使わない理由はない! もっともっとAIに興味が湧いてきました。
日本HPが提案するAI PCは、”やってみたいけど、できなかったこと”にひと足飛びでチャレンジできるようになる、自分の可能性を広げるPC。AIがもっと身近なものとなれば、ちょっと大変だったいろいろな作業がカンタンになって、なりたい自分になるための時間を作ることができるようになるはず。この春、新しいことに挑戦するあなたの相棒に、AI PC「HP Envy x360 14」を選んでみてはいかがだろうか。
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