2021年11月にインテルの最新世代CPU「第12世代インテル® Core™ プロセッサー」がリリースされ、今年に入ってさまざまなメーカーの製品に搭載されるようになってきた。この最新CPUは、“これを選べば間違いない”とよくいわれる「インテル® Evo™ プラットフォーム」準拠のノートPCにも組み込まれている。

しかし、最新のCPUが以前の世代からどこが変わったのか、そもそもインテル® Evo™ プラットフォームが、普通のPCの基準と何が違うのか分からないという人も多いだろう。

今回は、そんな第12世代インテル® Core™ プロセッサーやインテル® Evo™ プラットフォームについて、インテルのマーケティング本部長上野氏に話を伺った。

新たにノートPCの購入や買い替えを検討しているなら、ぜひとも参考にしてもらいたい。

第12世代インテル® Core™ プロセッサーの特徴を解説

まず、インテルの最新世代CPUとなる第12世代インテル® Core™ プロセッサーの特徴を解説しよう。ノートPC向けではすべてのラインナップで、パフォーマンスを重視した“Pコア”、効率を重視した“Eコア”という、種類の異なるコアを組み合わせている。CPUの“ハイブリッドデザイン”を採用しているのが大きな特徴だ。第11世代までは、1種類のコアだけで構成されていたため、非常に大きな変化といえる。

これによって、ゲームや動画のエンコードなどCPUパワーが処理を完了するまでの時間に直結するものは“Pコア”が担当し、処理性能がそれほど必要ないファイルの読み書きやサウンドの処理などを“Eコア”が担当するなど、よりムダのない効率的な処理を実現している。どの処理をどのコアに担当させるかは、CPUに組み込まれた「インテル® スレッド・ディレクター」が的確に判断してOSに助言。ユーザーは意識することなくハイブリッドデザインの恩恵を受けることができる。

  • 「第12世代インテル® Core™ プロセッサー」は2種類のコアと、それぞれのコアをいかすインテル® スレッド・ディレクターによって、従来よりも高い性能を実現している

基本性能が高いのはもちろん、ハイブリッドデザインによって複数のアプリを同時に使用するようなマルチタスクにも強いのが特徴だ。現在はテレワークの普及によってオンライン会議をしながら、ほかの作業をするマルチタスク処理が必要なシーンは多い。またプライベートではゲームでも配信をしたり、ボイスチャットしながらプレイするのも珍しくないだろう。第12世代インテル® Core™ プロセッサーなら、こういった同時処理にも対応しやすいのもポイントといえる。

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「インテル® Evo™ プラットフォーム」が目指すものとは

簡単に第12世代インテル® Core™ プロセッサーについて解説したところで、ここからは上野氏に話を伺っていこう。上野氏は、CentrinoやUltrabookなど古くから同社のプラットフォーム事業に関わっており、現在インテル® Evo™ プラットフォームのマーケティングも担当している。

  • インテルのマーケティング本部 本部長の上野晶子氏。2000年代前半にインテルのマーケティングを担当していたが退社。3年前にインテルへと戻り、同じくマーケティングを担当している

---インテルといえばCPUのイメージが強いですが、プラットフォーム事業に力を入れる理由は何でしょうか?

上野氏:インテルはさまざまなメーカーと協力しながら、PCを使う人にとって役に立つツールにするために、“CPU”という単体の部品をずっと提供してきました。しかし、それだけではだんだんとユーザーのニーズに応えきれなくなり……。そこで、『ユーザーが今求めているPCはこういうものですよ』とメーカーに伝えるために、2003年にスタートしたのがノートPC向けプラットフォームの「Centrino(セントリーノ)」(※1)ですね。

Centrinoでやったことは、当時アンワイヤーといわれていた、電源ケーブルとLANケーブルからの解放(※2)です。バッテリー持ちを長くして、Wi-Fiに対応することでPCを持ち歩けるようにしました。しかし、それを社会的なムーブメントにするには1社だけでやっても伝わらないので、メーカーさんもユーザーも一緒になってアンワイヤーの世界を作ることを目指したプラットフォームでもありましたね。

このタイミングで、私たちのこういった取り組みが日本で受け入れられるように独自に鳥が出てくるCMも作りました(※3)。

※1 2003年に登場したモバイルPC向けのプラットフォーム。2008年発表のCentrino 2(第5世代)まで続いた
※2 Centrinoは、低消費電力のCPUとWi-Fiの搭載が必須だった
※3 大きな鳥が登場し「セントリーノ セントリーノ セントリーノ」とリズミカルな歌が流れるのが印象的だったCentrino 2のCM

上野氏:その後に出したのが、2011年に発表した「Ultrabook(ウルトラブック)」(※4)です。薄くて軽くて、さらに持ち運びしやすいノートPCを目指しました(※5)。また、このころ電源を入れたらすぐに使える携帯電話が普及していたので、PCも同じようにディスプレイを開けたらすぐに使えることにもこだわりましたね(※6)。パソコンの起動時間の遅さに不満を感じる人が増えていましたから。

CPUメーカーがどうして色々な規格を作るのかと思うかもしれませんが、人々の生活をよくしていくためにメーカーさんと協力していきながら、PCの新しいカタチや使い方を提供していきたいという思いがあるからです。

※4 2011年に登場した薄型軽量ノートPCのカテゴリ。インテル® Core™ プロセッサーの世代に合わせて要件は変わる
※5 第1世代では厚みに関して14型以上で21mm以下、14型未満で18mm以下が要件だった
※6 第1、第2世代ではハイバネーション状態からの7秒以内の復帰。第3世代では3秒以内の復帰が定められていた

---Centrino、Ultrabookに続くインテル® Evo™ プラットフォームは何を目指したものなのでしょうか?

上野氏:インテルは社内に人類学の研究チームを抱えているのですが、同チームが『人がPCを使うときってどんなものを求めているのだろう』について、もう1度定義し直したのが2021年に発表したインテル® Evo™ プラットフォームです。

  • 現物のEvoバッジ

スマートフォンと同じぐらいの応答速度で、いつ・どこで使ってもWi-Fiの繋がりやすいこと。バッテリーの駆動時間だけではなく、バッテリーが切れてから充電してどれだけ短時間で使えるようになるかなど、人々が本当に求めるニーズを満足させるためのスペックをリストアップし、それをすべて満たさないとEvoの認証が取れないようになっています。

基準は厳しいかもしれませんが、準拠したPCを各社から出してもらうことによってこれがノーマルになりますよね。これを使っている人たちが増えて、PCでこれだけのことができるという期待値を上げていかないと、PCがどんどんつまらないものになってしまいます。PCに対するみんなの気持ち、期待値を上げていくためのプラットフォームでもありますね。

PCを快適に使うための条件を満たす「インテル® Evo™ プラットフォーム」

「インテル® Evo™ プラットフォーム」に準拠したノートPCは、インテルが設定した厳しい基準をクリアした証だ。上野氏のインタビューにもある通り、その基準は多岐にわたるが特徴的なものをピックアップした。

インテル® Evo™ プラットフォームの基準の例

●インテル® Iris® Xe グラフィックスを内蔵する第12世代または第11世代インテル® Core™ プロセッサーの搭載
●システムはスリープ状態から1秒未満で起動すること
●バッテリー駆動時も高い性能を発揮すること
●9時間以上バッテリー駆動すること(フルHD時)
●30分以内に4時間駆動分の急速充電が行えること(フルHD時)
●Wi-Fi 6に対応していること
●Thunderbolt 4を搭載していること

このほか、高音質なマイクやスピーカー、高画質なWebカメラの搭載も必須。そのほか、ノイズの抑制や背景のぼかし、明るさの補正といった機能も備わっており、仕事でもプライベートでも快適にオンライン会議ができることが約束されている。

動画や写真の編集に対応できるだけのCPUパワー、ゲームをプレイできるグラフィック性能はもちろん、持ち運びやすさや起動の速さ、長時間バッテリー……などやりたいことをいつでもどこでも実行できるだけのスペックが必ず備わっているのが強みだ。

「インテル® Evo™ プラットフォーム」に準拠したノートPCには、ノートPCとタブレット両方のスタイルで使える2in1など、多様な製品が発売されている。後悔のないPC選びをするなら、まずは「インテル® Evo™ プラットフォーム」のノートPCに絞り、そこから目的や好みに合った製品を見つけるのがよいだろう。

瞬発力のPコア、持久力のEコアで構成される「第12世代インテル® Core™ プロセッサー」

---インテル® Evo™ プラットフォームにも組み込まれている最新CPUの「第12世代インテル® Core™ プロセッサー」ですが、“できることは、マジックなみ インテルのタネもシカケも入ってる”というキャッチコピーにした理由はなぜでしょうか?

上野氏:第12世代と第11世代(※7)は、マジックなみに進化していることを表現しています。とくに第12世代はPコアとEコア、2種類のコアによって魔法のように性能が上がっているんです。

その仕組みは、持久力に長けた筋肉と瞬発力に長けた筋肉がある人間に似ていますね。ずっと動いていなきゃいけない心臓などはとにかく疲れづらい持久力のある筋肉が必要で、走ったりジャンプするときは瞬発力がある筋肉が必要です。そして、それを必要なときに必要なだけ動かせる脳があるといったように人間の体は非常にうまくできています。

それと同じようなことが第12世代のCPUにはあって、最低限のエネルギーで寝ているときでも動く筋肉がEコア、ここだけはパフォーマンスを出さなきゃいけないときに動く筋肉がPコアです。そして1番大事なのは、それぞれの筋肉に対して状況に合わせて的確に動かす指令を出せること。その指令を出すのがCPUになるので、よくPCの脳といわれるのはそこですね。

第12世代は性能も高くて賢い。なので『できることは、マジックなみ インテルのタネもシカケも入ってる』としました。魔法のようだけど、そこにはキチンと計算された動きがあるというのを込めています。

※7 「できることは、マジックなみ インテルのタネもシカケも入ってる」をキャッチコピーにしたインテル・マジック・キャンペーンは第12世代と第11世代のインテル® Core™ プロセッサーが対象

---インテルとして、今後どのようなことを実現・達成したいというように考えているのでしょうか?

上野氏:インテルはパフォーマンスを出すためにCPUを開発しているのではなく、PCが人の生活にどうやったら役に立つかということを追求しているなかで、今回はPコアとEコア、それに対する指令というものを取り組みました。

インテル® Evo™ プラットフォームはこれからも続きますので、そこに搭載されるCPUは年代によって必要とされる性能や機能にあわせて、どんどん進化していきます。

また、インテルとして取り組んでいるのは、『何かひとつでいいからクリエイティブを作ってみませんか』ということをより多くの人に提案していくことです。クリエイター支援プロジェクト(※8)をやっていますが、プロの人にすごくステキなものを作ってもらいたいだけではありません。撮影しかしたことがない人が、画像加工してみるとか、加工したものを配信してみるとか、今までやってなかったことをひとつだけでもいいからやってもらいたい。

インテルは、それに対してもっとコンピューティングのパワーを提供していくといったサイクルを作っていきたいと考えています。会社のミッションとして『地球上にいるあらゆる人々の生活を豊かにしたい』ということがあり、そのミッションをコンピューティングのパワーでやりたいと思っているので、それが伝わるマーケティングでありたいですね。

※8 次世代クリエイターの創作活動をサポートするインテル Blue Carpet Projectを展開している

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現在インテルは、あの東大生YouTuber「QuizKnock」とコラボ。“できることは、マジックなみ インテルのタネもシカケも入ってる”のキャッチコピーに合わせたショート動画を、QuizKnockのYouTubeチャンネルにて公開中だ。

また、サブチャンネルではショート動画撮影の裏側を公開中!合わせてチェックしてほしい。

人々の生活に役立つものを提供し続けたい

厳しい基準のインテル® Evo™ プラットフォーム。その裏側には、人々の生活に役立ちたいというインテルの思いが込められている。今後、PCの購入を検討する際はぜひインテル® Evo™ プラットフォーム準拠のノートPCに注目してほしい。同PCなら、あなたが実現したいことを叶えてくれるに違いないだろう。

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