コロナ禍の影響で、テレワークやオンライン学習が浸透した今、快適な通信環境にかかせない存在のひとつが「Wi-Fiルーター」です。

スマホやタブレット、ゲーム機など、様々な機器を接続している方も多いと思いますが、何となく選んだものや、昔から使い続けたWi-Fiルーターで、通信速度が遅かったり接続が不安定だったりと、ストレスを感じている方も少なくないのでは。

そこで今回は、Wi-Fiルーターの選び方のポイントや、NECプラットフォームズが展開する「Atermシリーズ」より、たろっさイチオシの「Wi-Fiルーター」をご紹介! これを読んで、みなさんも通信速度不足や通信の不安定さといった問題解決の一助にしてくださいね。

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター たろっさ
家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物すべてに精通している。

 

Wi-Fiルーター選びのポイント3選

それでは早速、Wi-Fiルーターの選び方で、とくに重要な3つのポイントをご紹介します。

ポイント1

自宅の使用環境で選ぶ

Wi-Fiルーターにはさまざまなグレードがあり、その中の1つにアンテナの本数があります。「ストリーム」という言葉で表されますが、現在は4本が主流。本数が増えるとそれだけカバーできる範囲も増えるため、速度が安定し、隅々まで電波が届きやすくなります。繋がりづらさや速度の不安定さを解消するためにも、なるべく4本のモデルを選ぶとよいでしょう。

ただし、1Kやワンルームなど、見通しがよく使用する範囲も限定的、ルーターと使用する場所の間に障害物がないということであれば、アンテナ2本のモデルも選択肢にあがります。

Wi-Fiルーターには、それぞれ目安となる間取りや部屋の広さなどが記載されていますが、こちらはあくまでも目安。使用する環境の周りの電波や壁の厚さ、鉄筋か木造かなどによって変わってくるため、余裕をもったWi-Fiルーター選びを行うようにすると不満が少なくて済みますよ。

ポイント2

セキュリティ面で選ぶ

ルーターはWi-Fiとして電波を飛ばしている他、外部からのウィルスや脅威などをシャットアウトする役割も果たしています。しかしながら、ネットに潜む脅威は日々巧妙化しており、中にはルーターの包囲網を抜けてきてしまうものも。

そんな時は、セキュリティ対策が強固なWi-Fiルーターを選びましょう。インターネットからの不正侵入を防御できたり、Wi-Fiのタダ乗りを防いだり、子どもが犯罪に巻き込まれないように通信を管理できたりと、さまざまなセキュリティ機能が備わったルーターがベストです。

ポイント3

通信速度で選ぶ

どのくらいの速度が出るかといった、指針である通信規格は日々進歩しており、古いWi-Fiルーターだと、せっかくのインターネットの速度を活かしきれていないことも。
現在最新のWi-Fi規格は「Wi-Fi 6」になっており、従来のWi-Fi 5に比べて高速で混雑に強く、省エネ性が高いのが特徴です。ここでは、Wi-Fi 6の特長をいくつかご紹介します。

Wi-Fi 6の特長

●高速通信
Wi-Fi 6はWi-Fi 5に比べ、最大通信速度が6.9Gbpsだったものが9.6Gbpsと、1.4倍の高速化が図られています。ネットゲームはもちろん、インターネット動画なども4kや8kのものが増えてきており、データ量は日々膨大になってきています。そんな中、Wi-Fi 6対応であれば遅延などを感じることなく、快適に楽しむことができます。

●混雑に強い
PCだけではなく、スマホやタブレット・ゲーム機以外にも、テレビやIoT家電など、最近はインターネットに接続できない電子機器のほうが珍しくなってきています。
そうなると、当然1つのWi-Fiルーターにたくさんのデバイスが接続され、混雑で通信が遅くなったり、接続が切れてしまったりと弊害が起こってしまうことも。

Wi-Fi 6では、「直高周波数分割多元接続(OFDMA)」という技術が採用されており、多数のデバイスが接続されていても遅延が起きづらくなっています。

●省エネ
デバイス側でWi-Fi 6に対応している必要がありますが、Wi-Fi 6には接続デバイスのバッテリー消費を抑える「TWT(Target Wake Time)」が搭載されています。

通信の必要がないタイミングで、子機側の通信機能をスリープ状態に移行させる機能で、これにより待機時のバッテリー消費が減少。充電の保ちがよくなるため、急なバッテリー切れや、充電しながら使用しなければいけない煩わしさの解消が見込めます。

 

Wi-Fi 6対応の「Aterm WX5400HP」を実際に使ってみました!
気になる使い心地とは……

  • Aterm WX5400HP

ここからは、実際にたろっさが使用して感じた使い心地や機能を、写真と共にレビューしていきます。

内容物は、本体、スタンド、ACアダプタ、電源コード、LANケーブル(CAT5e)1本、かんたんマニュアルとセットアップ用QRコード。

基本は縦置き、あとは壁掛けもできるようです。横置きは推奨されていないみたいですね。 デザイン的にはつや消しのブラックで指紋も付きづらく、汚れが目立ちにくいのが良いですね。同梱物もそこまで多くなく、初心者にもわかりやすい構成です。

実際に電源を入れてLANケーブルを挿した状態です。とくに面倒な設定も必要なく、ONUからLANケーブルを挿して電源をいれれば問題なく通信が行えました。

手持ちのXperiaを起動。ここで最初のセットアップ用QRコードをカメラで読み取ると、SSIDのパスワードを手入力することなく自動で入力ができました。本体に書いてあるパスワードをいちいち覗き込むことなく設定できるのが良いですね。

そして気になる実測値ですが、コンスタントに200-300Mbps程度が出ている状況でした。充分ゲームや動画視聴などには対応できる速度なうえ、来ている回線速度が、ほぼそのままWi-Fiになっています。

しかし、今回は2階にある端の部屋に設置した関係上、電波というものの性質を考えると仕方ないのですが、電波環境が厳しい1階リビングで計測してみたところ、速度が半減。とくにアップロードの速度が顕著に落ちていました。電波強度も2本まで落ちています。

ここで次の手段、「メッシュ機能」を試すことに。

「メッシュ機能」とは、家中の隅々までWi-Fiの電波を飛ばすための技術です。メインとなる親機1台に対し、サテライトとなるメッシュ中継機を1台~複数台接続するネットワークとなります。

よくWi-Fi中継機と比較されるメッシュ機能ですが、中継機は接続台数が増えれば増えるほどメインのルーターへの負荷が集中し、遅延や接続不良に繋がります。しかしメッシュ機能は、サテライトルーター自体が親機と同じ働きをするため、負荷が集中せず、接続不良が起きづらいのが特徴。

また、Wi-Fi中継機は親機とSSIDが違うため、手動でSSIDの切り替えが必要になりますが、メッシュ機能は最寄りのアクセスポイントに自動で切り替えを行うので、どこでも良好な電波で通信を行えるWi-Fi中継機の進化系といえます。

  • 枠で囲まれているところが切替を行う箇所。

設定は、本体背面のモードをRT(ルーターモード)からMA(メッシュモード)に切り替えて電源をいれ、親機とLANケーブルで接続するだけというお手軽さ。

この状態でサテライトに使用する方のルーターの電源を入れ、しばらく待つと……

このようにランプが点灯。「MESH」の部分だけオレンジになれば、設定は完了です。簡単に設置できました。

さっそく1階リビングにサテライト機を持っていき、実際にどの程度の速度になったのか計測すると……

2階に設置した親機と同じ速度まで回復しました! 電波強度もしっかり6になっており、メッシュ機能の強力さがうかがえます。

「設置している部屋では問題なく接続できるけど、少し離れた部屋だと接続が安定しない」というお悩みを持つ方に、ぜひともメッシュ機能をおすすめしたいですね。

また、「Aterm WX5400HP」はセキュリティ機能にも対応しています。不正侵入防止やウィルス侵入のリスク軽減など、本体自体のセキュリティが強固なのはもちろんのこと、トレンドマイクロと連携して、ホームネットワークを守るセキュリティ管理アプリ「トレンドマイクロ ホームネットワークセキュリティ™(※1)」に対応しており、最大90日間無料(※2)利用が可能です。

※1 本機能はルータ(RT)モードでご利用可能です。受信側の端末でランダムMACアドレス設定が有効になっている場合は、 無効にしていただく必要があります。
※2 ご利用には専用管理アプリから設定が必要です。
最大90日間無料の内容は、オートアクティベーション(30日間)+アカウント登録(60日間)です。
* トレンドマイクロ ホームネットワークセキュリティ™ は、トレンドマイクロ株式会社の商標です。
* トレンドマイクロは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。

セキュリティ管理アプリ「トレンドマイクロ ホームネットワークセキュリティ™ 」は、スマホからセキュリティ状態や、接続しているデバイスの状況をひと目で確認できる「Wi-Fiの見える化」を促進。わかりやすく脅威から守ってくれるのが、大きなポイントですね。

Aterm WX5400HP 詳細はこちら

 

コスパ良し! Wi-Fi 6対応のホームルーター
「Aterm WX3000HP2」「Aterm WX1500HP」

予算の関係や、メッシュ機能がなくてもWi-Fiが使える環境である方には、「Aterm WX3000HP2」や「Aterm WX1500HP」がおすすめです。
どちらもコストパフォーマンスがよく、お手軽な価格でWi-Fi 6対応ということもあり、最新の規格を搭載しているのは嬉しいポイントですね。

Aterm WX3000HP2

  • Aterm WX3000HP2

5GHz帯で2×2、2.4GH帯で2×2のアンテナを内蔵し、無線の通信速度(規格値)は最大2,402Mbps(5GHz帯)で、安定した通信が可能です。
さらに新機能として、普段使いするネットワークと、仕事や学習で使うネットワークとで通信領域を分けて使える「リモートワークWi-Fi(ネットワーク分離機能)」が搭載。安心してテレワークができます。

Aterm WX1500HP

  • Aterm WX1500HP

5GHz帯で2×2.4GHz帯(※3)で2×2のアンテナを内蔵し、無線の通信速度(規格値)は最大1,201Mbps(5GHz帯)と、こちらも安定した通信が可能です。最新のWi-Fiセキュリティ規格「WPA3」に対応しているので、ネットの脅威からしっかりと守ってくれます。

※3 2.4GHz帯については、11n対応です。

Aterm WX3000HP2 詳細はこちら

Aterm WX1500HP  詳細はこちら

 

「Aterm」で快適な通信環境を手に入れよう

今回紹介した3つの他にも、NECプラットフォームズでは、様々なWi-Fiルーターを展開しています。この機会に通信環境を見直して、Atermシリーズで快適な通信環境を手に入れてみてはいかがでしょうか?

Atermシリーズをチェック

 

[PR]提供:NECプラットフォームズ