この1年余りですっかりなじみ深い言葉になった「テレワーク」。すでに導入済みの会社もあれば、これから新しく導入する会社、いったんはオフィス勤務に戻ったものの再導入を検討しているという会社もあるだろう。そんな中でニーズが高まっているのが、在宅で仕事をこなすのに欠かせないノートPCだ。長引くテレワーク用に新しいマシンの購入を考えているという人も多いのでは?
とはいっても、現在の流動的な社会情勢を考えると、できるだけ出費は抑えたいところ。そこで注目したいのがマウスコンピューターの「mouse C4」だ。一般的な用途には十分な性能を搭載しながら、最小構成時に43,780円(税込)というリーズナブルな価格を実現しているのが大きな特徴。今回、その実機を試用できたので、製品の外観や使用感などを詳しく紹介していこう。
用途や予算に合わせて構成を選択可能
「mouse C4」は、14型フルHD液晶ディスプレイを搭載したスタンダードノートPCだ。CPUにエントリークラスのIntel Celeron プロセッサー N4100を採用することで価格をグッと抑え、これからテレワークを始めようとしている人やPC初心者にも、手を出しやすい製品に仕上がっている。
Celeron プロセッサー N4100はエントリークラスといっても、PCの頭脳にあたるCPUコアを4つ備えており、Celeronシリーズとしてはなかなか高性能。Webブラウジングやメール作成、Officeアプリでの文書作成などの、日常的な用途なら問題なく使用できる。
マウスコンピューターの直販サイトでは、大きく分けて3種類のモデルが用意されている。いずれもCPUやグラフィックス、液晶ディスプレイなどは共通だが、OSやメモリ、ストレージなどが異なり、用途や予算に合わせて選びやすくなっているのがありがたい。主なスペックは次の表の通りだ。
「mouse C4」の主な仕様
シリーズ名 | mouse C4シリーズ | ||
---|---|---|---|
モデル名 | mouse C4-E | mouse C4-P | mouse C4 |
ディスプレイ | 14型フルHD ノングレア (1,920×1,080) |
同左 | 同左 |
CPU | Intel Celeron プロセッサー N4100 (4コア、1.10~2.40GHz) |
同左 | 同左 |
メモリ | 4GB | 同左 | 8GB |
ストレージ | 128GB eMMC | 同左 | 256GB M.2 SATA SSD |
グラフィックス | Intel UHD グラフィックス 600 | 同左 | 同左 |
OS | Windows 10 Home (Sモード) | Windows 10 Pro | Windows 10 Home |
無線 | IEEE802.11 ac/a/b/g/n (最大433Mbps) + Bluetooth 5 |
同左 | Intel Wi-Fi 6 AX200 (最大2.4Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5 |
バッテリー 駆動時間 |
約11.0時間 | 同左 | 約8.5時間 |
重量 | 約1.29kg | 同左 | 約1.30kg |
価格(税込) | 43,780円~ | 49,280円~ | 65,780円~ |
このうち、Windows 10 Homeの「Sモード」とは、セキュリティや省パフォーマンスに特化したモードのこと。通常モードに比べて起動が速くなりセキュリティも高くなるが、代わりに利用できるソフトやハードウェアが制限される。例えば、既定のブラウザがMicrosoft Edgeに固定され、サードパーティ製アプリはMicrosoft Storeのアプリのみ利用可能。その分、端末の価格も安いので、メールやSNS、Officeくらいしか使わないという人なら、コスパはよくなるはずだ。ちなみに、Sモードは無料で解除して通常のWindows 10 Homeとして使用できるので、将来Sモード非対応のアプリを使う可能性がある場合でも心配はいらない(ただし、いったん解除すると再びSモードに戻すことはできないので注意)。
今回試用したのは、これらのうち8GBのメモリと256GBのM.2 SATA SSD、Wi-Fi 6、通常のWindows 10 Homeを搭載したmouse C4。メモリやストレージの容量が大きめで高速なWi-Fi 6を搭載するなど、幅広い用途に対応できる性能を持っているので、仕事だけでなくプライベートでも活用したいというユーザーにオススメだ。
直販サイトでは、どのモデルもカスタマイズでOfficeソフトや光学ドライブ(外付け)(※)などの周辺機器を追加して、同時に購入できる。オプションの価格も良心的なので、テレワークなどで必要なものがある場合は、一緒に注文しておくといいだろう。
※mouseC4-Eのみ、カスタマイズ不可となります