新型コロナウイルスをはじめ、さまざまな感染症の対策方法として挙げられる、室内の換気。そこで今、とあるアイテムが注目されているのをご存知でしょうか。
それが「サーキュレーター」です。部屋の空気を効率的に循環できることから注目を集めており、家電量販店等でもよく見かけるようになりました。
実は、我が家ではコロナ禍になる数年前から冷暖房の効率をアップさせるため、色々なメーカーのサーキュレーターを活用しています。今回は、前々から気になっていたボルネードのサーキュレーター「610DC2-JP」を使って実際に換気してみました。
なぜボルネードは首振り機能がないの?
ボルネードのサーキュレーターは首を振りません。
ボルネードは強い竜巻風を一方向に吹かせて気流を作ります。そのため室内全体の空気が動きます。一方、首を振ると目の前にある空気しか動かせません。風は遠くまで届かず、無風の場所ができてしまうのです。
首振りは換気や空気循環のためには必要ありません。壁や天井に向かって一方向に風を出し続けることで気流が生まれ、部屋中の空気が回る(動く)とボルネードは考えています。
「ボルネード」製のサーキュレーターが長年支持を受ける理由
今回使った「610DC2-JP」は、ボルネードというアメリカのメーカーの製品。ボルネードは、サーキュレーターを世界で初めて開発した企業で、その製品は少し値は張るものの、人々に選ばれ続けているそうです。
始まりは1920年代。その当時、発明家のラルフ・K・オダーは飛行機のエンジン技術から着想を得て、超高性能空気循環機の開発に取りかかります。その後、1945年に最初のボルネードファン(サーキュレーター)が完成しました。パワフルな竜巻状の風を起こし、壁や天井を伝って部屋全体の空気を循環できる頑丈なサーキュレーターは話題となり、今も信頼できるサーキュレーターとして愛されています。
社名である「VORNADO(ボルネード)」は、「VORTEX(渦巻き)」と「(TORNADO)竜巻」からできた造語。ジェットエンジンの加速技術に付けられた名前に由来する社名なのです。
一気に換気できるサーキュレーター
ボルネードのサーキュレーターは、どんなインテリアにもスッと馴染む、無駄なものを省いたシンプルなデザインです。
「610DC2-JP」の本体サイズは幅30.7cm、奥行22.1cm、高さ34.7cm。小さく、軽いので持ち運びもカンタンです。コンパクトですが、30畳まで対応しています。
実際に使ってみると、コンパクトな本体からは想像できないほどパワフルな風で驚きました。傾斜の深い羽根を採用しており、ダクトと羽根の絶妙なバランスで大風量を実現。ジェットエンジンの技術が応用されたというだけあって、直進性の高い風が部屋の空気感をあっという間に変えてくれました。
電動機には「DCモーター」を搭載しています。一般的に使われているACモーターよりも効率的で消費電力が小さく、超低速回転での送風も可能。風量を細かく調整できるため、微風からパワフルな風までつまみで自在に変更ができます。長時間使用してもオーバーヒートしないというのも、安心して使い続けられる嬉しいポイントです。たとえば、ボルネードの研究室にある製品の数々は、完成後停止することなく動き続けていて、なかには15年以上動いているものもあるそう。長く使えるという点も、愛される理由の1つと言えますね。
こんな風に使うと効果的!
部屋の空気を入れ替えたいときには対面の窓を開けておき、外に向けてサーキュレーターを回すと効率よく換気が可能。室内の空気を放出し、ウイルスや花粉を外に出してくれます。
また、一方向に向かって空気を強制的に排出できるので、窓が少なく空気がよどみがちな部屋こそ、サーキュレーターの出番です。冷暖房時も強風運転でサッと換気をしています。
窓が1つしかない部屋の時
窓が一つの場合には部屋のドアを開け、通路において使います。隣の部屋の窓を開けていると、そこから空気が流れてくるのです。二階の子ども部屋は空気がこもりがちなのですが、こうすると短時間で空気が入れ替わります。
換気扇と併用する時
ニオイが気になるときや湿気などがこもったときも、持ち運んで使用しています。焼肉などの料理をする際は、換気扇とサーキュレーターの併用がおすすめ。次の日に残りがちなニオイも、すぐに気にならなくなります。また、この際にもう一つ離れた場所の窓を開けるとより効果的です。
一年中、様々なシーンで使える! 効果的な使い方とは?
真夏の寝苦しさ解消に
就寝中も便利です。真夏は熱中症の危険もあるので夜間もエアコンをつけていますが、エアコンをつけるほどでもないけれど寝苦しい夜には、直接風を体に当てないように真上に向けて気流を作ってから寝ます。そうすると、そよそよと空気が動いて涼しくなるので寝やすくなるのです。
ボルネードのサーキュレーターは微風にすると音がとても静かなので、就寝中も快適に使えるのが嬉しいですね。
温度差の解消に
エアコンの温風を循環させる場合、我が家ではサーキュレーターをエアコンと少し離れた場所に置いて斜め上に向けています。天井付近にたまった暖かい空気を動かすことで、暖気が足元まで降りてくるので底冷えすることがありません。冷房時には、エアコンに背を向けた状態でサーキュレーターを置き、床にたまった冷気を上に流します。このように、サーキュレーターを利用すると部屋の温度が均一になり、より快適に過ごせるのです。
部屋干しのサポートに
また、洗濯物を部屋干しするときも活躍します。ヘッドを上向きにして、真下に置いておけば短時間で乾くのです。
お手入れラクラク
気になるお手入れ方法について。サーキュレーターは空気を循環させるので、どうしてもホコリがカバーに付着してしまいます。しかし、気になったら床の掃除機をかけるついでに表面をさっと吸い取るだけでも大丈夫です。
「610DC2-JP」であればカバーとプロペラを外せるのでモーター周りもお掃除が可能。サーキュレーターはカバーを外せないタイプもあるのですが、これなら中までお手入れできるので安心です。
電気代も安い!シンプルで使い勝手のよいサーキュレーター
「610DC2-JP」の電気代は、最大風量で運転しても0.94円/時。弱い風にすれば、もっと電気代は下がります。省エネ仕様なのも嬉しいですね。
換気が注目されている今、さまざまなメーカーから発売されているサーキュレーター。そのなかでもボルネードのサーキュレーター「610DC2-JP」は微風から大風量まで調整できるDCモーター搭載で、部屋の換気にもぴったり。シンプルな使い勝手やお手入れのしやすさも気に入りました。バランスが良く、どんな家庭にもマッチしてくれるのでおすすめです。
オフィスや病院などの広い場所にも!
お部屋に合わせて選べる幅広いラインナップ
今回ご紹介した「610DC2-JP」のほかにも、ボルネード製のサーキュレーターは幅広いラインナップが揃っています。性能や目的、金額に応じて自分に合った製品を選ぶのがいいでしょう。
たとえば、個室や洗面所にぴったりな無段階風量で調節できる「533DC-JP」、個室やワークスペースにちょうどよいクラシカルなデザインの「VFANJR-JP」、エアコンのない部屋への送風などに便利な定番モデル「660-JP」、広い部屋や吹抜けのある部屋などでも大風量でしっかり空気を送る「723DC-JP」などがあります。
今回はお試しでの使用でしたが、ボルネードのサーキュレーターはシンプルで使いやすく、長く使えそうなのでとても気に入りました。デザインもかわいらしいので今回使用した「610DC2-JP」もしくはレトロな見た目が目を引く「VFANJR-JP」を、2階の子ども部屋用として購入予定です。
換気にはサーキュレーターの導入を。その際は、長年の歴史と高い性能で信頼できるボルネード製を、選択肢の一つに加えてみてはいかがでしょうか。
[PR]提供:エヌエフ貿易