街を歩いていて気になるお店があれば、その情報を知りたくなるだろう。とはいえ、わざわざ検索するのは少々面倒だ。そこで、お店に掲示してあるQRコードをスマホで読み取るだけで、コンテンツが表示される便利なサービスが誕生した。スーパーソフトウエア社が開発したコンテンツ配信プラットフォーム「natadeCOCO」である。

  • natadeCOCOのサービスイメージ

そして、そのシステムを支えるインフラに採用されたのが、カゴヤ・ジャパン(以下、カゴヤ)のKAGOYA CLOUD「コンテナサービス」だ。今回は、スーパーソフトウエア社 ナタデココチーム プロダクトマネージャーの山澤一仁氏に、サービスの概要とそれを支えるコンテナが果たす役割について伺った内容をお届けする。

  • スーパーソフトウエア社ナタデココチーム プロダクトマネージャー 山澤一仁氏

街を元気にするプラットフォーム「natadeCOCO」

「コンセプトは、現実世界とWebを繋ぐこと。といってもVRやARを駆使してなどと大げさな仕掛けではなく、ごく普通のお店で簡単に使えるシステムです」と、山澤氏はサービスについて語る。

概要はこうだ。店舗への来店者が、店内に掲示されたQRコードをスマホで読み取る。するとサービスに関連した写真や動画、音声などのオリジナルコンテンツがお店のWi-Fi経由で配信されるという仕組みだ。

  • インターネットショッピングだけでは味わえない、その場所の個性を楽しむ醍醐味があるという山澤氏

このサービスを我々は「Deep P.O.P」と呼んでいます。例えば商品が果物なら、その産地の様子や生産者の思いなどを映像で紹介すると、商品の良さがリアルに伝わりますよね。

あるいは商品がアパレルの場合は、デザイナーがデザインに込めた意図や素材の特徴などを語りかけてもよいでしょう。

Wi-Fi接続なので動画もスムーズに観られて、パケット消費を気にする必要もありません


  • natadeCOCOの活用事例「Deep P.O.P」

来店者だけでなくお店のメリットも大きい。いちいち口頭で商品情報を説明しなくとも、来店者が自発的に商品の良さを理解してくれる。しかも、その場だけのクローズドな情報提供なため、インターネット上に情報が漏れてトラブルになる恐れはない。知ってほしい内容や伝えたい思いをリスクフリーで思う存分に提供できるのだ。

コンテナなくして実現不可能なサービス

お店が提供できるのはコンテンツだけにとどまらない。モバイルオーダーや整理券に加えて、そのスポットならではの楽しみ方が盛り込まれたゲームなどのマイクロアプリも提供が可能だ。

たとえば、飲食店なら席に設置されたQRコードをスマホで読み取ってもらうことで、お客様には「商品注文から決済までの簡略化」というメリットを提供でき、外国人観光客向けにもメニュー提供が可能です。

また店舗側には、レジ前の行列解消や店舗スタッフの負担軽減、につながるといった利点もあるので、natadeCOCOは通常の店舗はもちろん、イベント時の移動販売やフードコートなどで特に便利に使っていただけます。


  • natadeCOCOの活用事例「モバイルオーダー」

ショップ限定でコンテンツやマイクロアプリを提供するシステムを、お店が独自に開発するのは不可能ではない。しかし、そのためには専用の情報配信システムを構築する必要があり、ハード・ソフト共に相当なコストがかかる。しかも、高度なシステム構築能力を持つSIerに依頼しなければならない。

独自開発はよほど大規模なショップならともかく、普通のお店では費用対効果がまったく合わないし、そもそもそんな面倒なこと誰もやりたくないでしょう。だから、誰もが手軽に使えるプラットフォームとしてnatadeCOCOを開発したのです。

お店側での情報管理はきわめて簡単なうえ、マイクロアプリの開発もWebアプリの開発スキルを持つエンジニアなら誰でもできるレベルで、アプリの登録も容易です。


natadeCOCOは複数の店舗、最低でも数百店単位での展開を想定したプラットフォーム。だから1店舗あたりのコストをミニマムに抑えられる。そのカギとなるのが、プラットフォームを裏側で支えるKAGOYA CLOUD「コンテナサービス」だ。

natadeCOCOでは店舗ごとにコンテナを用意し、そのコンテナでオリジナルのコンテンツやアプリを管理する。その一方で店舗サイドでは、コンテナなどを意識せずとも簡単に使えるよう設計されている。

まさにコンテナなくして成立しないサービスです。お店にとってメリットのあるnatadeCOCOをショップオーナーに広く知ってもらいたいのは当然ですが、同時にフロントエンドで開発を担当する協業パートナーも募集しています。

我々自身がお店をまわってサービス提供するというより、我々はプラットフォーマーに徹し、協業パートナーがnatadeCOCOをプラットフォームとして活用してビジネスを展開してもらうイメージです。


わかりやすさと使いやすさが導入のカギ

natadeCOCOは、コンテナを前提として開発されたプラットフォームである。そこでKAGOYA CLOUD「コンテナサービス」が選ばれた理由を山澤氏は次のように説明した。

現在コンテナのKubernetesとRancherをセットで提供しているのは、カゴヤさんだけであること。また自社でデータセンターを運営し、長年に渡る実績もお持ちです。一緒に関西を盛り上げていきたいという思いもありますね。


KAGOYA CLOUD「コンテナサービス」の最大の特徴である使いやすさについて、カゴヤ・ジャパン クラウド技術チームの住田智氏は、次のように説明する。

  • カゴヤ・ジャパン クラウド技術チーム 住田智氏

使いこなすには難易度が高いとされるKubernetesに、わかりやすいGUIで直観的に使えるコンテナ管理ツールRancherを組み合わせました。「ALL IN ONE」のコンテナ実行環境が整っているので、サインアップすればすぐに使えます

またRancherの標準機能として豊富なカタログが揃っているため、使いたいサービスを簡単に立ち上げられます。

もちろんカゴヤならではのサポート体制でバックアップしますのでご安心ください。


カゴヤをパートナーとして開発を進めた結果についても「クラスターをマネージするコンテナサービスと、その上に載せるアプリケーションシステムの切り分けが明確でわかりやすい」と山澤氏は高く評価する。

店舗からの情報発信は今後のトレンドに

まもなく登場予定のWi-Fi6が普及すれば、店内での情報提供はより速くなり、さらに大容量の映像配信も容易になるだろう。また2025年の大阪・関西万博会場に出展する多くのお店にとっても、natadeCOCOは強力な販促システムとして機能するはずだ。

コンテナサービス提供者としてのカゴヤについて山澤氏は「Rancherのバージョンアップ時にも、とても柔軟に対応してもらえて助かっています。地元で行われる一大イベント、大阪・関西万博をぜひ一緒に盛り上げていきたいですね」と今後への期待を語る。

カゴヤは今後、コンテナ技術の導入を推進し、システム開発・運用における生産性向上への貢献を目指す。同時にコンテナクラウドサービス普及のために、さまざまな要望に応えると同時に、ハンズオンセミナーなども定期的に開催していく予定だ。

[PR]提供: カゴヤ・ジャパン