CPUは冒頭でも述べたように、最新の第10世代 Coreプロセッサー「Comet Lake」シリーズから、Core i5-10210Uを搭載。クロックは通常1.6GHz、ターボブースト時4.2GHzで、通常動作時はやや控えめだ。ただし4コア・8スレッドに対応しており、全体としては複数のタスクが稼働していても、サクサクとよく動くという印象。また、内蔵GPUはIntel UHDグラフィックスで、4K表示(最大3画面まで)にも対応する。

メモリは標準で8GBをオンボードに搭載しており、SO-DIMMスロットが1つ空いているので、必要に応じてPC4-21300メモリを増設できる。このままでも普通に使えるだろうが、余裕があれば8GB足して16GBくらいにしておきたいところだ。合わせてストレージも、標準のM.2 SSD 256GBから512GBにカスタマイズできる。

主にオフィス系アプリやWebブラウザの動作に関わる、CPU性能を中心に見るベンチマークテストとして、「Geekbench 5」と「CINEBENCH R20」を実行してみた。どちらの結果も最新型のビジネス向けモバイルノートとして相応しい高い性能を示している。試用機のCPUは第10世代CoreのCore i5-10210Uだが、ベンチマークの数値だけでいうなら、第8世代CoreのCore i7と同等クラスだ。

Geekbench 5
Single-Core 1086
Multi-Core 3201
CINEBENCH R20
CPU 1382cb
CPU(Single) 419cb