NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM」は、今回唯一、ミニタワー筐体を採用したコンパクトなゲーミングPCだ。

  • NEXTGEAR-MICROシリーズは、先のNEXTGEARシリーズよりもひと回りコンパクトな筐体。小ささに加え、やや低価格寄りのシリーズでもある

    NEXTGEAR-MICROシリーズは、先のNEXTGEARシリーズよりもひと回りコンパクトな筐体。小ささに加え、やや低価格寄りのシリーズでもある

  • CPUにCore i7-8700、GPUにGeForce RTX 2060を搭載

    CPUにCore i7-8700、GPUにGeForce RTX 2060を搭載

CPUはIntel Core i7-8700を採用。LGA1151プラットフォームであることは同じで、グレードでは「NEXTGEAR i690GA4」のCore i7-9700Kと同じ「Core i7」である。

実はCPUコアのコードネームもCore i7-9700KやCore i9-9900Kと同じだが、異なるのがコア数だ。Core i7-8700は6コア12スレッドに対応。先のCore i7-9700Kよりもコア数は少ないがスレッド数が多い。一方、クロックは定格が3.20GHz、ターボブースト時が最大4.60GHzで、こちらはどちらもCore i7-9700Kより低めである。

GPUはNVIDIA GeForce RTX 2060を搭載している。GeForce RTX 20シリーズでは最も低価格のGPUで、メインストリーム(普及価格帯)向けの位置づけだ。CUDAコア数は1920基、メモリは6GBのGDDR6を搭載している。

メモリが6GBというのは、4K・高画質でのゲームプレイにはやや不足気味で、4Kで遊ぶ場合は画質を抑え、高画質で遊ぶ場合は解像度を抑えるといった調整が必要だ。主にフルHD環境を想定した製品なのだが、そのあたりは後述するベンチマークで確認しよう。

  • 採用されているグラフィックスカードは「GeForce RTX 2060」。よく見ると、映像出力端子が簡略化されており、裏面にはむき出しの短い基板が見られる
  • 採用されているグラフィックスカードは「GeForce RTX 2060」。よく見ると、映像出力端子が簡略化されており、裏面にはむき出しの短い基板が見られる
  • 採用されているグラフィックスカードは「GeForce RTX 2060」。よく見ると、映像出力端子が簡略化されており、裏面にはむき出しの短い基板が見られる

NEXTGEAR-MICROシリーズのデザインテーマは、NEXTGEARと同じで、シンプルな外観と使い勝手のいい形状。ただしミニタワーなので、サイズが小さく、幅が18.9cm、奥行きが41.5cm、高さが40cmほどと、拡張性の点ではミドルタワーよりも制限される。

しかし、現在のPCではほとんどの機能がマザーボードに搭載されていることもあり、ストレージ以外、購入後に追加する機会は少ない。拡張性を重視しないなら、ミニタワーのNEXTGEAR-MICROシリーズでも十分で、設置スペースも抑えられる。

  • 「NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM」の左サイドパネルとその内部。前傾デザインのNEXTGEARシリーズに対し、NEXTGEAR-MICROシリーズはスクエア。そしてビデオカードの下のスペースを見れば拡張性が低いことがわかる
  • 「NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM」の左サイドパネルとその内部。前傾デザインのNEXTGEARシリーズに対し、NEXTGEAR-MICROシリーズはスクエア。そしてビデオカードの下のスペースを見れば拡張性が低いことがわかる
  • 「NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM」の左サイドパネルとその内部。前傾デザインのNEXTGEARシリーズに対し、NEXTGEAR-MICROシリーズはスクエア。そしてビデオカードの下のスペースを見れば拡張性が低いことがわかる

  • 「NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM」の背面。サイズや拡張性のほかに大きく異なるのがマザーボード。USB Type-Cは搭載しておらず、これはより低コストなマザーボードを採用しているためでもある

    「NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM」の背面。サイズや拡張性のほかに大きく異なるのがマザーボード。USB Type-Cは搭載しておらず、これはより低コストなマザーボードを採用しているためでもある

このように、筐体やマザーボード、ストレージなどにも違いがあるが、ゲーム性能を左右する大きな要因はCPUとGPU。そしてそのCPUとGPUの性能を推し量るうえでポイントとなる点をいくつか挙げて紹介してきた。最後に3機種のGPU、つまりグラフィックスカードを抜き取って比較してみよう。

  • 映像出力端子側から見ると、上の2枚、GeForce RTX 2080 Ti(上)とRTX 2070(中)は同じ。そこからUSB Type-CとDisplayPort×1基を省いたのがRTX 2060(下)である。長さは3枚とも同じ。ただし補助電源コネクタが異なり、GeForce RTX 2080 Tiは8ピン2基、RTX 2070は8ピン+6ピン、RTX 2060は8ピン1基だ。必要な消費電力は高性能なものほど大きい
  • 映像出力端子側から見ると、上の2枚、GeForce RTX 2080 Ti(上)とRTX 2070(中)は同じ。そこからUSB Type-CとDisplayPort×1基を省いたのがRTX 2060(下)である。長さは3枚とも同じ。ただし補助電源コネクタが異なり、GeForce RTX 2080 Tiは8ピン2基、RTX 2070は8ピン+6ピン、RTX 2060は8ピン1基だ。必要な消費電力は高性能なものほど大きい
  • 映像出力端子側から見ると、上の2枚、GeForce RTX 2080 Ti(上)とRTX 2070(中)は同じ。そこからUSB Type-CとDisplayPort×1基を省いたのがRTX 2060(下)である。長さは3枚とも同じ。ただし補助電源コネクタが異なり、GeForce RTX 2080 Tiは8ピン2基、RTX 2070は8ピン+6ピン、RTX 2060は8ピン1基だ。必要な消費電力は高性能なものほど大きい

※「NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM」は、現在販売を終了しております。また、後継機として「NEXTGEAR-MICRO im610SA4-SMM」が販売しております。詳細はWebサイトにてご確認ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 NEXTGEAR-MICRO im610SA3-SMM
CPU Intel Core i7-8700
メモリ 16GB PC4-19200 DDR4
SSD 240GB
HDD 2TB
チップセット Intel B360
光学ドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 2060
OS Windows 10 Home 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
インタフェース USB 3.1×4(背面×4)、USB 3.0×2(前面×2)、
USB 2.0×2(背面×2)
サイズ W188.8×D396~410.5×H400mm
ディスプレイ
価格 169,800円(税別)


マウスコンピューター/NEXTGEAR-MICRO-im610

価格・構成については、2019/6/18(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

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