社会環境の急速な変化により、CAE・CFDには多種多様な設計要素を考慮する必要があり、製品性能の向上、開発・製造スピード、そしてコストの抑制を実現するために、設計精度の向上だけでなく多目的最適設計の利用が進んでいる。製造・設計分野では、これらのバランスをいかに上手く取っていくかが、常に重要なテーマとなっている。それを追究する際のキーワードが、「最適化」だ。CAEを活用し、設計時に性能、品質、生産要件などを最適化することで、開発時間やコストも最適化が図られ、市場に最適な製品を仕上げることができる。社会を取り巻く環境やニーズが急激に変化していく現代、こうした最適化の実現を強力に支援している企業のひとつが、株式会社ヴァイナスだ。

ヴァイナスはCAE(Computer Aided Engineering)、CFD (Computational Fluid Dynamics = 数値流体力学)をはじめ、1999年に航空機の胴翼トポロジー形状最適設計を手がけて以来最適化分野での豊富な経験をベースにした最適設計のソリューションや活用支援サービスを提供している。その適用分野は自動車、航空、重工業、創薬など多岐にわたり、各分野における製品設計・研究開発に貢献している。そのヴァイナスが、2018年10月9~11日、東京都内で「VINAS Users Conference 2018」を開催する。テーマは「最適設計・高速化・ワークフローマネジメント効率化のためのソリューション~オープンソースとクラウドコンピュータの設計利用~」だ。

ソフトウェアとサポートの両面で最適設計を支援

株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦氏

カンファレンスでは、ヴァイナスが提供するCFDプリ・ソルバ・ポストの利用事例や、最適設計による設計業務効率化の事例が数多く発表される予定だが、同社の一番の強みは、扱っているソフトウェアの性能だけでなく、それらを利用し、ものづくりの設計現場で利用するためのユーザーの運用体制を立ち上げるためのコンサルティングサービス「イニシャルプロジェクト」のノウハウだと、代表取締役社長 藤川 泰彦氏は言う。

「ソフトウェアを提供するだけでは、お客様が十分にそれを使いこなせるようになるまでに時間がかかり、必要な結果がすぐに得られません。私たちは創業以来20年以上、お客様にとって最適なソフトウェアとそのための最適なサービスを提供するBest Partner for Best Solutionというサービス理念を持って、お客様の最適設計業務の効率化を支援してきました。」

こうした理念を具体化させたサービスのひとつが、業務起ち上げコンサルティングサービス「イニシャルプロジェクト」だ。ソフトウェアのライセンスに加え、それを利用したシステム構築・運用、計算結果の評価支援といったサービスを提供する。ソフトウェアの操作や活用の習熟にかかる時間が短縮されるため、より短時間で生産性の向上が図れる。

  • イニシャルプロジェクトを採用すれば、生産性の向上を短期間で実現できる

「イニシャルプロジェクト」では、ヴァイナスも顧客とリスクを共有することになるため、高度な専門知識や実務経験に基づいた自信がなければ展開できないサービスだといえるが、実はヴァイナスはこうした取り組みを以前から実践している。その好例が、トヨタのレース車向けエンジン開発だろう。ヴァイナスは2013年からエンジンの効率化や吸気ポートの形状最適化設計などに直接携わることで、エンジントラブルの発生率を削減、2018年にはル・マン24時間レースを含むFIA世界耐久選手権の2つのレースで、トヨタの1位2位独占という結果に貢献している。

オープンソースソフトウェア利用の総合サポートを展開

「OPASS(オーパス)」にも、同社のサポートを重視する姿勢が表れている。OPASSは、OpenFOAMやHELYX®をはじめ、最適設計を行うにあたってしばしば用いられるオープンソースソフトウェアの円滑利用を総合的にサポートするサービスだ。統合システムの構築、HPC(スパコン)利用による高速化・並列化、大規模計算には欠かせないクラウドコンピュータの利用支援など、最適設計やオープンソースへの深い知見に裏打ちされたサポートメニューが用意されている。

  • OSSを積極活用できるように用意された、総合サポートサービス「OPASS」

今回のユーザーカンファレンスでは、HELYX®の導入・活用に関するサポートを、トークン(クーポン)で購入・利用できる新サービス「OPASS for HELYX®」が発表されるという。総合サポートであるOPASSのメニューを、部分的に利用したいというニーズに沿ったものだ。ユーザーは購入したトークンの単位に合わせ、メニューに用意されたサポートを選んで依頼できる。トークンの有効期限は購入日から1年間に設定されているため、決算期に関係なく利用でき、設計・開発のスケジュールがずれ込んだ場合の予算組や予算消化にもメリットがあるという。

実用化が進む「アジョイント最適化計算」のワークショップも

「OPASS for HELYX®」に加え、HELYX®のさらなるサポート強化のために、ヴァイナスはこの8月、開発元である英ENGYS社と販売代理店契約を締結し、パートナー関係の強化を図っている。これによりHELYX®のオプション機能製品であるHELYX-AdjointやHELYX-Coupledソルバなどの利用も容易になった。HELYX-Adjointは、Continuous Adjointアルゴリズム(アジョイント法)により、少ないメモリ使用量で様々な目的関数に対する形状・トポロジ最適化を可能にするもので、数億セル規模の大規模最適化計算にも対応する。今年の9月にロンドンで開催された第1回ENGYSユーザー会で、フォルクスワーゲン社が新車両の設計にHELYX-Adjointを活用している事例を発表し、ヨーロッパの自動車メーカーでは設計実務で利用、最適設計で効果を出していることが明らかになった。ヴァイナスがENGYS社とのパートナーシップを強化したことで、ヴァイナスの持つ知見と相まって日本企業での設計実務における利用が進むと考えられる。10月のカンファレンスでは、その実力を知る機会として「HELYX®のオートメッシャを使用したメッシュ作成体験」と「HELYX- Adjointによるアジョイント最適化計算体験」と題したワークショップも実施される予定だ。

カンファレンスでは他にも、AIを利用した最適設計についてのセッションや、ソフトウェアの試用を兼ねたワークショップなどが多数用意されている。設計・開発に関わる仕事をされているなら、このセミナーに参加して、最新の技術やソリューション、そして顧客を成功に導くヴァイナスのサポート体制に触れてみることをおすすめしたい。

会期 テクニカルセッション DAY1  <ターボ機械セッション>
2018年10月9日(火) 10:00~18:30、懇親会18:30~20:00(受付開始 9:30)
ワークショップ
2018年10月10日(水) 9:30~12:00(受付開始 9:00)、13:30~16:00(受付開始 13:00)
テクニカルセッション DAY2  <ゼネラルセッション>
Aホール CFD(Pre・Solve・Post)
Bホール 最適設計・ワークフロー・AI

2018年10月11日(木) 9:30~18:30、懇親会18:30~20:00(受付開始 9:00)
会場 テクニカルセッション DAY1  <ターボ機械> ・ DAY2  <ゼネラルセッション>
東京コンファレンスセンター・品川  5F大ホール・406
※最寄駅 JR 品川駅 中央改札港南口(東口)より徒歩2分(駅からペデストリアンデッキで直結)
ワークショップ
AP品川 10F(Bルーム・Cルーム・Eルーム・F+Gルーム)
※最寄駅 JR 品川駅 高輪口より徒歩約3分
対 象 エンドユーザー様
※VINASの販売ソフトウェアとサービスをご利用・ご検討中の方。
※ユーザー会につきベンダー等の方は参加をご遠慮いただく場合がございます。
参加費 無料(事前登録制)
参加登録申し込み WEB申し込みはこちら
※お席に限りがございますのでお早めにお申込願います。
主催 株式会社ヴァイナス
プログラム 各日程の詳細はこちら

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