サーバとストレージを統合することでITインフラの効率的な運用を可能とするハイパーコンバージドインフラ(HCI)の市場は近年急速に拡大している。このトレンドは、様々なメディアからだけでなく、担当者の肌感覚としても感じていることがあるだろう。短期的には仮想化における課題を解決するインフラとしての期待が高いが、中長期的には、デジタルトランスフォーメーションを実現するための次世代ワークロードへの対応が進むという。そんなHCI市場で、存在感を増しているのがCisco HyperFlexだ。
登場以来、導入企業が急拡大!さまざまな用途で活用されるCisco HyperFlex
ハイパーコンバージドインフラ(HCI)の利用が拡大している。HCIが登場した当初は、仮想デスクトップ基盤(VDI)としての利用が主だったが、今ではVDIだけでなく、業務システムを稼動させる仮想統合基盤や、企業グループ全体で利用するITインフラ統合基盤に用いられるケースも増えてきた。
こうした用途の拡がりから、さまざまなHCI製品が市場に投入されているなかで、特に存在感を高めているのが、シスコシステムズが展開している「Cisco HyperFlex」だ。サーバとストレージに加え、ネットワークまで統合して管理できることが特徴で、2016年の提供開始以来、多くの企業・団体がそれぞれの用途でHyperFlexを活用している。
例えば、科学、産業、医療の3分野に携わる理化学機器の総合商社であるアズワンは、400人以上の全社員を対象にしたVDI基盤の構築にHyperFlexを導入した。アズワンはもともと他社製品でVDIを構築していたが、パフォーマンスと運用管理性に課題があったという。そこで、全社にVDI環境を展開するタイミングで、ネットワークまで一括して管理できるHyperFlexを採用した。管理コンソールで各コンポーネントの状態を一括して把握できるようになり、パフォーマンスの向上と運用負荷の削減を実現した。
社内業務サーバの統合基盤として活用しているのが、ゲームやメディア事業を展開するグリーと、中国電力のグループ企業のエネルギア・コミュニケーションズだ。グリーでは、オンプレミスで稼働していたERPのレスポンス改善や保守業務の負担改善のためにHyperFlexを導入。また、エネルギアでは、社内業務インフラ基盤の構築と、運用におけるストレージの管理負荷軽減を目的にHyperFlexを導入した。使い慣れた仮想化基盤の管理ツールで、ネットワークとの接続まで一括管理している。
グループITシステム全体最適を目指し、システム統合基盤としてHyperFlexを導入したのが、アジアNo.1の総合塗料メーカーである日本ペイントだ。同社グループでは、開発環境を含めて150台以上のサーバを保有しており、それらのネットワーク、サーバ、ストレージを全体システムの共通リソースプールとして再設計、その基盤にHyperFlexを採用した。
さまざまな用途で利用される「HyperFlex」
●CASE1 VDI基盤を構築
＜導入事例＞
アズワン株式会社
●CASE2 社内業務サーバの統合基盤を構築
＜導入事例＞
グリー株式会社 株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
●CASE3 ITシステム全体の統合基盤を構築
＜導入事例＞
日本ペイントホールディングス株式会社
選ばれつづけるHyperFlex、検討フェーズごとに多くの資料をダウンロード可能
シスコシステムズのホームページでは、上記で触れた導入事例をはじめ、さまざまな業種、用途で用いられるHyperFlexの導入事例を紹介している。
このほか、多くの企業・団体から選ばれるHyperFlexの特徴、優位性を紹介する『超入門＆活用ガイド』や、実際にHCIを検討をはじめている担当者向けの調査会社のホワイトペーパーなど、HCIの導入を検討するフェーズごとに、それぞれの知りたい情報が手に入る資料が多数用意されている。
HCIを導入、活用するうえで、自社で抱える課題解決のヒントがきっとつかめることだろう。
シスコシステムズのホームページで閲覧できるHyperFlexの資料はこちら
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IDCレポート 『マルチクラウド プラットフォームに進化するHyperFlex： HCIを基軸としたITインフラ変革の実現』
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