マウスコンピューターは、ハイエンドクラスの15.6型ノートPC「m-Book Kシリーズ」の販売を開始した。本シリーズは第8世代(Coffee Lake)の6コア/12スレッドプロセッサー「Intel Core i7-8750H」とモバイル用グラフィックス「NVIDIA GeForce MX150」をベースに、ストレージはHDDかSSD、もしくはHDDとSSDの組み合わせで構成されている。

6コア12スレッドのプロセッサーを採用することで、マルチタスクなど基本的な性能が向上。また、グラフィックスでは、専用チップを搭載し、描画性能にも優れている。メモリも標準構成で8GB(最大32GB)搭載しているので、Windows 10も快適に動作する。最新のモバイル用ハイエンドCPUを搭載しながら、最小構成で9万円台(税別)から購入できるプライス面も魅力だ。今回は10万円代のベーシックモデル「m-Book K690SN-M2S5」の実機を使って、詳細なスペックや性能、使い勝手をレビューしていこう。

  • マウスコンピューター「m-Book Kシリーズ」

    マウスコンピューター「m-Book Kシリーズ」※試用したのは、m-Book K690SN-M2S5

  • パッケージには本体、バッテリー、ACアダプタ、電源ケーブル、マニュアル類(製品仕様書、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書)が同梱されている

    パッケージには本体、バッテリー、ACアダプタ、電源ケーブル、マニュアル類(製品仕様書、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書)が同梱されている

「m-Book Kシリーズ」は、15.6型フルHDノングレア (1,920×1,080ドット、LEDバックライト)の液晶ディスプレイに、CPUは「Intel Core i7-8750H (2.20/4.10GHz)」、グラフィックスに「NVIDIA GeForce MX150(2GB)」を搭載しているのが共通の仕様。そしてメモリは、8GB~32GB。ストレージはスタンダードモデルだと、500GB HDD(5400rpm、Serial ATAII接続)、512GB SSD(M.2規格、Serial ATAIII接続)、1TB HDD(5400rpm、Serial ATAII接続)と256GB SSD(M.2規格、Serial ATAIII接続)の3タイプが用意されている。ハイエンドモデルになると、リードが3,000MB/sを超える高速なNVMeに対応した512GB SSD(M.2規格、PCI Express Gen3 x4接続)が搭載されたモデルもある。なお、光学ドライブはどのモデルも搭載していないが、必要な方はカスタマイズで外付けドライブを追加するのがよいだろう。

m-Book Kシリーズのラインナップ
型番(価格:税別) メモリ ストレージ
m-Book K690BN
(99,800円)
8GB 500GB HDD
m-Book K690SN-M2S5
(109,800円)
8GB 512GB M.2 SSD
m-Book K690XN-M2SH2
(119,800円)
16GB 256GB M.2 SSD
1TB HDD
m-Book K690XN-M2SH5-C
(124,800円)
16GB 512GB M.2 SSD
1TB HDD
m-Book K690XN-M2SH5
(149,800円)
32GB 512GB NVMe対応 M.2 SSD
1TB HDD

カスタマイズメニューは同社らしく豊富で、メモリ(8GB/16GB/32GB)、SSD(512GB~1TB)、HDD(500GB/1TB/2TB)から選ぶことができる。なお、HDDモデルである「m-Book K690BN」だけは、128GBや256GBといった小容量のSSDもカスタムメニューに用意されている。

  • ACアダプタの仕様は入力100-240V~1.5A、出力19V/4.74A、容量90W。国内仕様なので保証はされないが、240Vまで対応しているので国外でも使用できる

    ACアダプタの仕様は入力100-240V~1.5A、出力19V/4.74A、容量90W。国内仕様なので保証はされないが、240Vまで対応しているので国外でも使用できる

  • バッテリーは脱着式で容量は4200mAh。動作時間は約6.7時間

    バッテリーは脱着式で容量は4200mAh。動作時間は約6.7時間