例えば、今春サービス開始予定の個人向けコネクテッドカーサービスの「SmartDrive Cars」は、 同社が開発するシガーソケットに挿入するタイプのデバイスを初期搭載した新車を、毎月定額のサブスクリプションモデルで利用するサービスだ。毎月の利用料には車検やメンテナンス費用、自賠責保険、各種車税などが含まれているため、ユーザーは突然の多額の出費に備えることなく、毎月フラットレートで安心して利用できる。

加えて、安全運転でAmazonポイントなどに交換可能なポイントが貯まったり、安全運転でお店に行くとクーポンがもらえるなどのお得な機能や、シニア運転手の見守り機能、保険会社やロードサービス、緊急時の連絡先なども含め車の情報がすべていつでもスマホで閲覧できるなど、今後様々な機能が追加されていくのだそうだ。

また、法人向けのサービスとしては、より実践的な安全管理ソリューションをクラウドサービスとして提供している。対象となるユーザーは、主に営業車両や運送車両などを日々の事業活動で使っている企業ということになるが、運送・物流はもちろん、医療・介護や飲料メーカー、流通や金融など、幅広い業界に向けてサービスを提供している。

現在、ユーザーの導入目的としては、安全運転促進や交通事故の削減、勤怠・日報管理のスマート化、保険料・修理代などのコスト削減、車両のGPS管理などがメインだが、今後の展開としては、ドライブレコーダーと連携した安全管理や事故時の対応強化、契約保険会社へのシームレスな状況提供なども含め、安全管理を包括的に取り込んでいく予定だそうだ。使用するデバイスはシガーソケットに挿入してすぐ使え、工事も必要ない。初期費用を限りなく抑え、手間いらずのクイックスタートが好評だ。

さらに、スマートドライブが力を入れている機能に、「G-Force」と呼ばれる安全運転診断がある。デバイスに内蔵されたセンサーで急加速、急ブレーキ、急ハンドルといったふるまいを感知するだけでなく、どれくらいの重力(G)がかかったのかということを、ビジュアル化して表示することで、ドライバーが自分の運転をどのように改善すべきかも一目で理解できるようにしてあるというのもユニークな点だ。

管理者側も、ドライバーの運転が時間を経てどのように改善(悪化)したのかということがわかるため、データを用いた安全運転指導への活用もしやすいという利点がある。

スマートドライブのソリューションを支える技術はディジ インターナショナルの提供するNXP i.MX6ULベースの超小型組込みネットワークモジュール、ConnectCore(R) 6UL。切手サイズの超小型ながら、セキュアかつ高い費用対効果で知られている。両社の協業に関してはディジよりプレスリリースがでているので、興味のある方は参照いただきたい。

参考:ディジ インターナショナルプレスリリース

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アリゾナ州フェニックスに本社を構えるAvnetの日本法人で、半導体・組込み分野に強みを持つ技術商社。日本の本社は東京・恵比寿にあり、八王子のテクニカルセンターや大阪、名古屋、京都、松本、上田、福岡と国内8拠点で広くビジネスを展開している。グローバルのビジネス拠点は125拠点。

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