各オブジェクトのエフェクトと、カルーセルコントロール

シーンに配置する各オブジェクトには、さまざまな動きを設定できる。対象のオブジェクトを選択すると画面右下に基本プロパティが表示され、オブジェクトをダブルクリックすると詳細なプロパティに切り替わる。

新規作成した白紙の「シーン」。背景色や背景画像、表示するときのエフェクトを設定できる

例えば「テキスト」なら、フォントの種類や大きさ、色などだ。簡単なエフェクトも用意されており、テキストのスクロール(上下左右いずれか)、スクロール速度、スクロールの途中で停止する時間(秒単位)を調整できる。これが静止画なら、フェードインやワイプといったトランジション効果を設定可能だ。

「テキスト」の詳細なプロパティ

「イメージ」(静止画)の詳細なプロパティ

「カルーセルコントロール」も上手に使いたい。これは、シーンに配置した1つのオブジェクト位置/サイズに対して、別のオブジェクトを表示させる機能だ。テキスト、静止画、動画のオブジェクトに、カルーセルコントロールを挿入できる。

「テキスト」の場合、まず「テキストその1」というオブジェクトを配置し、カルーセルコントロールとして「テキストその2」を挿入し、必要な回数だけ挿入を繰り返す。1つのカルーセルごとに、詳細なプロパティやエフェクトを設定できる。実際の表示では、「テキストその1」が表示されたあとに、画面上の同じ位置に「テキストその2」を表示という動作だ。

「テキスト」のカルーセルコントロール

【動画】「テキスト」のカルーセルコントロールを設定した表示の一例

シーンを完成させたら、X-Sign Designerのメニューバー「ファイル」-「テンプレートのエクスポート」を実行して、bds形式のファイルとして保存する。作成したファイルは、次項のタスク機能を使ってST550Kに表示させる。