予測分析サービスを提供しているストレージ プロバイダーは数多くありますが、それらのサービスから提供されるデータは、アプリケーション上の意思決定を行ううえで役に立つとは言い難いものがあります。その原因は、LUNとボリュームです。

LUNとボリュームは多くのVMのストレージに使用されており、従来のストレージで確認できるのは、LUNやボリュームのパフォーマンスの平均値のみです。しかし、この平均値をデータとして使用することには大きな問題があります。なぜなら、たとえばビル・ゲイツがマクドナルドを訪れたとしたら、その店舗に訪れる顧客の純資産を平均すると数十億ドルということになってしまいます。つまり、LUNのパフォーマンスでも平均値を使用したとしたら、これと同じ問題が起きることになります。これではVM一つひとつのデータを十分に把握することはできません。一方、ティントリのVMに最適化されたストレージでは、VM一つひとつに関する詳細なデータが保持され、意思決定に適切な情報が提供されます。

また、ティントリの新しい予測/分析サービスを使用すれば、アプリケーションのクラスのプロファイルを作成して、すべてのSQLサーバーをグループ化することなどが可能です。容量とパフォーマンスの使用状況の平均値を確認して、個々のSQLサーバーの詳細を確認することで、平均から大きく外れている、注意が必要なVMを特定することができます。フットプリントに20台のSQLサーバーを追加する必要がある場合は、現在のプロファイル情報を使用して、フットプリントに対する影響をモデル化することができます。

さらに、VMレベルの完全な見える化により、ストレージの容量とパフォーマンスのニーズを正確に予測することが可能なため、最大3年分の履歴データを分析したり、最近のパターンをより詳しく把握したりすることができます。作業は簡単で、最新のApache SparkとElasticsearchの技術を駆使して、50万台のVMのデータを1秒足らずで分析できます。

詳細については、ティントリ アナリティクスのページ、またはビデオ シリーズをご覧ください。

⇒VMレベルの予測分析を行う


今回は、ティントリ史上最大規模の製品リリースとなります。これらの技術革新はVMに最適化されたストレージ基盤があってこそ実現するものであり、このようなシンプルなスケールアウトを可能にするのはティントリだけです。もちろん、シンプルな見た目の裏にはさまざまな努力がありました。リリース1週目に行われるWebセミナーでは、VMスケールアウトとティントリ アナリティクスについてさらに詳しい情報をお伝えしますので、ぜひご参加ください。私の同僚がさまざまな情報をご紹介する予定です。

また、デモのリクエストも受け付けていますのでこちらからご予約ください。ティントリは、皆様がストレージを新たな視点から見直すことができるよう支援させていただきます。

Author

CTO & Co-Founder
キーラン ハーティ (Kieran Harty)

キーランは、最高技術責任者であり米国ティントリ社の共同創設者です。ティントリを設立する前に、彼はVMware社の研究開発部門の副社長として、すべての製品の開発責任者でした。彼は、ESX Server、vCenter、VMwareのデスクトップ製品を最初に開発しました。

VMware入社以前はTIBCOでチーフサイエンティスト、ならびにVisigenic/Borland社での研究開発部門の副社長でした。キーランはスタンフォード大学で電気工学の博士号を取得しています。また トリニティ・カレッジ・ダブリンでコンピュータサイエンスの修士号を取得しています。

※本コラムは、ティントリジャパンに掲載されたブログ記事より転載したものです。

(マイナビニュース広告企画:提供 ティントリジャパン)

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