同じ氷水でも落とし穴が……

うーん、やっぱり何事もちゃんと検証しないとわからないもんですな。イメージで思い込んでいることって意外と多いのかも。

Uさん:「じゃあせっかくクーラーボックス持ってきたけど……氷水で冷やして飲もっか」

ぬるくなってしまった飲み物を氷水の入ったクーラーボックスに詰め込んで冷やし始めるUさん。しばらく冷やしてから取り出して、さぁ飲もうと思ったら……

Uさん:「あれ、さっきより冷えてなくない?」

ん? たしかに先ほどの検証時よりも冷え方が遅い気がする。なんでだろう?

教えて藤井さーん! あーもしもし、藤井さん?

Uさん:「また人頼み!?」

藤井さん:「はい、なんでしょう」

えーとですね、(状況を説明)……というわけなんですが、どういうことですかね?

藤井さん:「……うーん、ひょっとしてクーラーボックスの中にビールを大量に並べて詰め込んでいませんか?」

めちゃめちゃ入れました

……言われてみれば。

Uさん:「一気にたくさん冷やしたいんで詰め込みましたね」

藤井さん:「おそらく原因はそれですね。ちょっと解析してみるのでお待ちください」

よろしくお願いします!

Uさん:「……なんかアンシス・ジャパンさんにめちゃくちゃ迷惑かけてない?」

~しばらくして~

藤井さん:「お待たせしました」

待たされました。

Uさん:「こら!」

藤井さん:「解析した結果、やはり飲み物の詰め方で温度の下がり方は大きく変わりますね。たとえば詰め込む本数が8本と24本では5分後の平均温度が4℃変わります。8本の方が24本に比べて順調に温度が下がっていますね。20℃から冷やし始めたとして、5分も冷やせば5℃を切って飲み頃になるでしょう」

24本(左)と8本(右)で検証。ちなみに、ビール500ml缶で温度は20℃、隙間には氷水が敷き詰められている想定、と藤井さんが後日教えてくれました

ビールの温度。8本の方が5分で飲み頃の5℃になるのに対し、24本だと10分かかることがわかる

なるほど! といってもさすがに1本ずつ冷やすというのは現実的ではないので、どれくらいまとめて冷やせばいいでしょう?

藤井さん:「その大きさのクーラーボックスならデータ通り8本くらいなら早く冷えそうですね」

了解!

今度は8本ずつ冷やしてみる

ちゃんと冷たい!

……ということで、クール博士ことアンシス・ジャパンの藤井さんにご協力いただき、本気の流体解析を行った結果、飲み物をもっとも効率よく冷やすための方法が判明しました!

1.飲み物は氷だけよりも氷水で冷やす方が圧倒的に早く冷える
2.冷凍庫や冷蔵庫よりも氷水の方が早く冷える
3.飲み物を冷やすときは詰め込むよりも適度にスペースを開けておく方が早く冷える

「飲み物をすぐ冷やしたいときはとにかく氷水!」と覚えておきましょう。これからの季節、ぬるいビールを飲むなんて苦痛しかありませんからね!

アンシス・ジャパンのシミュレーションツール 「ANSYS ACT」 なら、本稿で紹介している他にもさまざまなシミュレーションを効率的に行うことができます。また、お客様の要望によりANSYS製品をカスタマイズすることも可能です。解析対象に特化した専用の自動解析用ツールを作成することができるため、たとえばクーラーボックスにビールを8本、16本、24本……と増やした場合の解析も簡単に行えます。

ANSYS ACT の詳細はこちら

(マイナビニュース広告企画:提供 アンシス・ジャパン)

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