AS SSD BenchmarkのファイルコピーテストもSATA対応SSDの約3倍高速

SSDに特化したベンチマークソフト「AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293」を利用して、パフォーマンスを計測してみた。転送速度の測定では、Samsung SSD 950 PRO 256GBのシーケンシャルリードが1,906.58MB/秒、シーケンシャルライトが901.29MB/秒、Samsung SSD 850 EVO 1TBのシーケンシャルリードが490.51MB/秒、シーケンシャルライトが452.11MB/秒となった。

AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293の転送速度結果

Samsung SSD 950 PRO 256GB

Samsung SSD 850 EVO 1TB

IOPSの測定では、Samsung SSD 950 PRO 256GBの4KB 64Threadランダムリードが264,277、4KB 64Threadランダムライトが75,968、Samsung SSD 850 EVO 1TBのKB 64Threadランダムリードが91,518、4KB 64Threadランダムライトが71,406となった。

AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293のIOPS測定結果

Samsung SSD 950 PRO 256GB

Samsung SSD 850 EVO 1TB

AS SSD Benchmarkには、巨大な単体ファイルのコピーを想定した「ISO」、小さなファイルを多数コピーすることを想定した「Program」、さまざまな大きさのファイルが混在した場合のコピーを想定した「Game」という、3種類のファイルコピーテストが用意されている。このファイルコピーテストの結果は、比較的実使用での体感速度に近い。

Samsung SSD 950 PRO 256GBのファイルコピー時の転送速度は、ISOが1728.13MB/秒、Programが764.73MB/秒、Gameが1321.10MB/秒だ。一方、Samsung SSD 850 EVO 1TBのファイルコピー時の転送速度は、ISOが427.72MB/秒、Programが324.88MB/秒、Gameが422.86MB/秒となった。Samsung SSD 950 PROは実使用においても、従来のSATA 3.0対応SSDの3倍程度のパフォーマンスを実現しているといえるだろう。

AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293のファイルコピー結果

Samsung SSD 950 PRO 256GB

Samsung SSD 850 EVO 1TB

さらに、コンプレッションベンチマークも実行した。コンプレッションベンチマークは、圧縮が効かないランダムデータから、同じ値が続く圧縮しやすいデータへと、連続的にデータ構成を変えて、転送速度を計測するテストである。書き込み時にデータ圧縮を行うSSDなどでは、グラフが右肩上がりの曲線となるが、Samsung SSD 950 PRO 256GBとSamsung SSD 850 EVO 1TBはともに多少の上下はあるもののほぼ一定であり、圧縮のしやすさに関わらず、安定したパフォーマンスが得られることが分かる。

AS SSD Benchmark 1.8.5636.37293のコンプレッションベンチマーク結果

Samsung SSD 950 PRO 256GB

Samsung SSD 850 EVO 1TB