850 EVOは長期間使い続けても性能が低下しにくい

検証に用いた850 EVOと840 EVOの容量は、どちらも1TBである。850 EVOは評価版を試用しているため、製品版とは速度が異なる可能性があることを、あらかじめお断りしておきたい。また、850 EVOはそれほど書き込みを行ってない状態であるが、840 EVOはある程度使い込まれた状態であることに注意して欲しい。テスト環境は以下に示した通りである。

■テスト環境
CPU : Intel Core i7-3770K(3.50GHz)
マザーボード : GIGABYTE GA-Z77X-UD3H(Intel Z77 Express)
メモリ : DDR3-1600 4GB×2
グラフィックスカード : AMD Radeon HD 5770
HDD : Western Digital WD10EADS(1TB)
OS : Windows 8.1 Pro Update 64bit

検証には「Iometer」を利用した。Iometerでは、さまざまなアクセスパターンでディスクのパフォーマンスを計測できるが、ここでは4KBのランダム書き込みを24時間連続して行い、1分ごとにIOPSを記録することにした。結果は下のグラフに示した通り。

Iometerを用いて、4KBランダム書き込みを24時間連続して行った

検証開始時の850 EVOのIOPSは「16000」程度であり、15分書き込みを行った後は「8000」程度までIOPSが低下している。その後はIOPSが多少向上し、60分書き込みを行った時点で「10000」程度となった。そこからなだらかにIOPSが下がっていったが、24時間経過後も「7600」程度と、かなり高い値を保っている。

それに対し、840 EVOのIOPSは、検証開始時は「15800」程度で、850 EVOと大差ない。しかし、15分後には「6000」程度、30分後には「3200」程度まで低下した。その後は「3200~4000」の間で細かく上下し、24時間経過後は「3200」を下回っている。

Iometerの結果。850 EVOは840 EVOに比べて性能低下のペースが格段に遅い

使い始めのランダム書き込み性能は850 EVOも840 EVOもほとんど変わらないのだが、850 EVOは長時間使い続けてもかなり高いIOPSを維持。一方の840 EVOは急速にIOPSが低下し、24時間経過後は850 EVOの半分以下のIOPSになってしまった。840 EVOも性能が落ちにくいSSDなのだが、850 EVOはさらにダーティドライブ時の性能低下が緩やかになっている。

ピーク性能も使い続けた後の性能も高い850 EVOは、メインマシンに最適

SSDのカタログスペックだけでは分からない、長時間使い続けたときの性能について検証してきたが、850 EVOの結果は素晴らしいものであった。

ただし今回の検証は、24時間ぶっ続けで負荷をかけるという、SSDに対して非常に厳しい条件だ。よって性能低下のペースが速かったのだが、実環境では途中でガベージコレクションが自動的に行われて性能が回復するため、ここまで急激に性能が低下するわけではない。

傾向自体は変わらないので、長時間使っても性能が落ちにくい850 EVOは、自作PCでSSDを選ぶときにも、また既存PCのHDDをSSDに換装するときにも、たいへん魅力的なSSDといえるだろう。カタログスペックで示されるピーク性能だけでなく、使い続けた後の性能も高いまま、そして長寿命の850 EVOは、システムドライブに多くのアプリケーションやゲームをインストールするユーザー、高速なSSDにデータを保存して快適に運用したユーザーなど、PCとSSDをヘビーに使いたい人にもおすすめの逸品だ。

(マイナビニュース広告企画)

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