豊富なインタフェースで高い実用性

薄型・コンパクトなモバイルノートは、接続インタフェースが省略されることが多い。特に犠牲になりがちなのがLAN端子だ。確かに無線LAN環境が整ってきたとはいえ、高速でデータをダウンロードしたいときや、より安定したネット接続が必要なときは、有線LANが役立つ。その点Lesance NB S3112/Tは、薄型ボディながらLAN端子を搭載。もちろん、IEEE802.11b/g/n無線LANにも対応しているので、有線・ワイヤレスを状況に応じて選べる。

左サイドにはLAN、USB3.0、オーディオ入出力、HDMI出力を備える。右サイドにはUSB2.0×2、SDカードスロットを用意。なお、ステレオスピーカーも両サイドに搭載されている

LANコネクタは高さがあり、スリム型PCへの実装は難しいが、キャップを開口することで対応

液晶ベゼル上部には130万画素のウェブカメラを搭載。ビデオチャットなどが行える

続いてシステムをチェックしてみよう。ベースとなるチップセットはIntel HM76 Expressで、CPUは2コア4スレッド処理が可能なCore i3-3217U(1.80GHz)となる。最新のHaswell世代ではないが、コストとパフォーマンスのバランスをにらんだ選択といえる。なお、このCPUは超低電圧版となっておりTDPは17Wと低い。消費電力が低いCPUを採用することで、バッテリ駆動時間を優先した仕様だ。ちなみに公称のバッテリ駆動時間は約5時間となっている。メモリはDDR3 1333の4GBモジュールが標準搭載され、HDDは500GBという仕様だ。突出したスペックではないものの、ウェブブラウジングやドキュメント作成といった作業には十分なパフォーマンスだ。

チップセットは前世代のメインストリームとなるIntel HM76 Express

SO-DIMMスロットは1基で、4GBのモジュールが標準搭載される

バッテリはボディ内部に内蔵されているため、スペアに換装はできない

HDDは500GB。120GBのSSDを採用した上位機「Lesance NB S5113/T」も用意される

Lesance NB S3112/Tはコンパクトでスリムなモバイルながら、タイピングのしやすさやインタフェースなどがあまり犠牲になっていない。スペック面も突出したパフォーマンスではないが実用性は十分だ。この内容で49,980円は納得できるだろう。実用的なモバイル機を手に入れたいが、予算的に厳しいと感じていたユーザーや、以前購入したネットブックからの買い換え需要、パソコン入門者などにピッタリの製品だといえる。

 
Lesance NB S3112/Tの主要スペック
CPU Core i3-3217U(1.80GHz)
チップセット Intel HM76 Express
メモリ 4GB(DDR3 1333、最大4GB)
グラフィック インテルHDグラフィックス
ディスプレイ 11.6型ワイド液晶(1,366×768ドット)
HDD 500GB(シリアルATA)
サウンド HDオーディオ、ステレオスピーカー
LAN 1000BASE-T
無線LAN IEEE802.11b/g/n
バッテリ駆動時間 約5時間
サイズ W302×D200×H18.5mm
重量 約1.25kg
OS Windows 8 64ビット
販売価格 49,980円(構成例、7月下旬現在)

(マイナビニュース広告企画)

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