GA-Z87X-UD4H

6月にコードネーム「haswell」こと第4世代Coreプロセッサー・ファミリーがリリースされた。これにあわせ、第4世代Coreプロセッサーに対応したチップセットを採用するマザーボードが各社からリリースされ、自作PC市場を賑わせている。日本ギガバイトからも自作PC初級者から上級者まで、さまざまなニーズに応える製品が展開されている。今回紹介する「GA-Z87X-UD4H」は、ミドルクラスに位置するマザーボードだが、ゲーミングPCのベースにしたり、オーバークロックに挑戦したりといった上級者の要求にも応える1枚だ。


マルチGPUやオーバークロック派も満足の内容

まず概要をチェックしてみよう。システムの核となるチップセットはIntel Z87 Expressとなる。つまりCore i7-4770KやCore i5-4570Kといったプロセッサー・ナンバーの末尾に「K」がつく倍率ロックフリーのCPUと組み合わせることで、オーバークロックが行える。拡張スロットはPCIエクスプレス3.0 x16スロットが2基、PCIエクスプレス2.0 x16スロットが1基、PCIエクスプレスx1が3基、PCIが1基という構成だ。当然、2基のPCIエクスプレス3.0を利用してマルチGPU環境を構築可能。SLI、CrossFireともにサポートしており、NVIDIA派、AMD派どちらのニーズにも応えられる。

8シリーズチップセットで最上位となるIntel Z87 Express

3基のPCIエクスプレスx16スロットを備える。上から2スロットがPCIエクスプレス3.0で、x16動作、x8動作となる。一番下はPCIエクスプレス2.0で、x4動作だ

SATA端子はチップセットがサポートするSATA 6Gbpsが6基、このほかに「Marvell 88SE9172」コントローラーチップが搭載されプラス2基のSATA 6Gbpsを利用できる。なお、同チップはI/OバックパネルのeSATA 6Gbpsもコントロールできるが、内部のSATA 6Gbpsとは排他利用となる。このほか、PCケースの外でオーバークロックのトライ&エラー作業を行う際に便利な電源ボタン、リセットボタン、CMOSクリアボタンをオンボードで搭載。テスタで測定できる電圧測定ポイントや、システムのエラーを通知するDebug Displayも用意される。さらには、SN比110dBの「Realtek ALC898」HDオーディオコーデックや、ヘッドホン出力用アンプなど、サウンド面の機能も充実している。

チップセットにサポートされるのがブラックのSATAコネクタ。グレーのコネクタはMarvell 88SE9172がコントロール。SATAコネクタの隣に見えるSATA電源コネクタは、PCIエクスプレスx16スロット用の補助電源用だ。Marvell 88SE9172はI/OバックパネルのeSATA 6Gbpsのコントロールも行う

電源、リセット、CMOSクリアのクイックボタンを用意。PCケース外でのトライ&エラーが行いやすい。ボタン類の下に見えるのが電圧測定ポイントだ

Debug Displayによりブートプロセスやエラーをチェックできる

SN比110dBのRealtek ALC898コーデックチップを採用。左上に見えるのがヘッドホン出力アンプのオーディオ処理チップだ

I/OバックパネルにUSB3.0を6基用意。このほか4基をPCケース前面などに追加できる。映像出力は4系統で、統合グラフィックの場合、3画面まで対応する

高品位コンポーネントで耐久性を向上

ギガバイト製マザーボードには、独自の超耐久設計思想「Ultra Durable」が採用されるが、この製品もHaswellから登場した「Ultra Durable 5 Plus」に準拠している。オールIR社(International Rectifier社)製のデジタル電源設計や高品位な個体コンデンサー、デュアルUEFIなど、同社十八番のコンポーネントで耐久性が高められている。自作したパソコンを長く安定的に使いたいというニーズにもシッカリと応える設計になっているのだ。

15μ金メッキが採用されたCPUソケット。接触効率を高め安定した電源供給が行える。電源まわりのヒートシンクは新設計で、冷却性能が向上

16フェーズのデジタル電源を搭載。高品位な個体コンデンサー、いわゆる“ブラックコンデンサー”やフェライトコアチョークが採用される

(マイナビニュース広告企画)

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