デジタルカメラで撮影した写真やスマートフォンのバックアップデータなど、コンピューター上に保存する情報(データ)は日々増加している。だが、データ消失時の対策を講じている人はけっして多くない。確かに言葉にするのは簡単だが、常日頃からバックアップを作成し、トラブルに備えるのはなかなかの重労働である。そこで本誌では2012年9月、会員500人を対象に「パソコンのデータ管理に関するアンケート」を実施。このデータを元に万人が抱える心情と、そこに潜むリスクを浮き彫りにし、データ消失に対する解決法を紹介する。

500人中100人はデータ消失を諦めている!?

まずはアンケートの結果をまとめよう。「保存してあるデータで、絶対になくしたくない大切なものはありますか?」という質問に対する回答は、約90%を占める436人の方が重要データをコンピューターに保存していると回答している。その一方でデータ消失したことがあるか、という質問には約30%の138人が「ある」と回答しており、「4人に1人以上がデータ消失を経験」しているのだ。

「保存してあるデータで、絶対になくしたくない大切なものはありますか?」(左)と、「過去にパソコン内のデータ消失を経験したことがありますか?」(右)の結果

また、データ消失の経験を持つ方に「どのような被害の経験がありますか?」という質問をしてみたところ、約60%となる半数以上の方が多くのデータ消失を経験したという。いざ自分のことに置き換えると身震いする結果だが、これが現実である。また、「データ消失に際して、どのような対応を行いましたか?」という質問には、約80%となる107人の方は復旧できずに重要なデータを諦めているという調査結果が明らかになった。

これらのアンケート結果を踏まえると、「500人中7割の方はデータを消失というトラブルに見舞われ、全体の約20%は消失データを諦めた」ということだ。データ消失というトラブルはけっして人ごとではない。明日もしくは今この瞬間に訪れる可能性があるのだ。

「どのような被害の経験がありますか?」(左)と、「データ消失に際して、どのような対応を行いましたか?」(右)の結果

それでも対策しないユーザー心理とは

いつ起きるかわからないデータ消失というトラブルに対処する方法は二つ。データ消失時にファイルを復元する「データ復旧ソフト」を用いるのと、バックアップデータを復元して以前の状態に戻す「バックアップソフト」を用いるというものだ。これに関する調査結果からも興味深いユーザー心理が浮かび上がってきた。

データ復旧ソフトの所有率は500人中19人と、たったの4%。一方のバックアップソフト所有率は98人と、20%に増えているものの、約8割のユーザーは対策を講じていないのだ。万全の対策を講じている方から見れば驚くべきことだが、これがウソ偽りない今回のアンケート調査の結果である。その理由として調査に答えてくれた方々の声を拾い上げてみると、「必要性を感じない」「(価格が)高い」「よくわからない」といった声が大きく、中には「データ復旧ソフトの存在を知らなかった」というものまであった。

「データ復旧ソフトは持っていますか?」(左)と、「バックアップソフトは持っていますか?」(右)の結果

対策を行っていないユーザーの心理には「(ファイル復旧は)難しそう」「本当に復旧できるかわからない」という、データ復旧ソフトが抱える難易度と、信頼性の欠落がうかがえる。その一方でバックアップソフトを所有している方に、バックアップ頻度を聞いてみたところ、毎日から週一で実行している方は全体の約30%に過ぎず、月1回実行している方も2割弱の17%。約半数が月1回以下もしくはスケジュール実行タイミングを把握していないという。

「バックアップのスケジュール設定の頻度を教えてください」の結果(数値は回答者数)

このようにバックアップソフトを所有していても、スケジュール実行タイミングが1カ月以上前では、データ消失時に役立つとは思えない。トラブルに見舞われる理由としてもっとも多かったのが、ハードウェア障害(約60%)。約34%の方はファイルやフォルダーを削除してしまう自身の操作ミスと回答している。以上のようなアンケート結果から、バックアップソフトが備える重要性もさることながら、データ復旧ソフトを併用する重要性が理解できるだろう。

簡単かつ信頼性の高い「ファイルレスキュー」で対応

大事なユーザーファイルがハードウェアトラブルや操作ミスで消失してしまった場合、誰しもが冷静ではいられない。そのため「簡単」に使用でき、消失したデータを取り戻せる「データ復旧ソフト」が必要なのである。数あるアプリケーションの中でもお勧めしたいのが、ラネクシーの「ファイルレスキュー」だ。

3ステップの操作で、消失したファイルを復元できる簡単設計ながらも、高い確率でファイルを復元。そもそも「ファイルレスキュー」は、データ復元業界では老舗に数えられるProsoft Engineering社が開発したアプリケーションであり、Macユーザーからの評価が高い「データレスキュー」のWindows版である。その能力には定評があり、米国では主要情報機関や米軍なども採用するほどだ。

通常はWindowsにインストールした「ファイルレスキュー」を使用するが、本体のドライブからデータ復元を行う際は、製品DVD-ROMからコンピューターを起動し、Linux上でファイル復元を実行したほうが確実である。なお、消失したファイル名がわかっている場合はファイル検索機能を用いることで、素早く復元することも可能だ。

データ消失が発生したディスクもしくはドライブを選択したうえで、スキャン方法を選択。通常は「クイックスキャン」で十分だが、目的のデータを発見できない場合は「ディープスキャン」を実行する
発見したファイルから対象を選択して復元を実行する。なお、同一のドライブではなく、USB-HDDなど外部に復元したほうが確実だ

また、データ消失の理由として多いのが、パーティションの誤削除。この場合も、ディスクスキャンを行うことで、復元対象に加えることができる。Windows上から見えなくなってしまったパーティションもリストアップされるので、パーティションサイズから目星を付ければ、通常のファイル復元と同じ操作で、失われたファイルを取り戻せる。

失ったパーティションを対象に復元操作を行うため、ディスクのスキャンを実行する。すると、残されたパーティション情報を元に、Windows上からは参照できないパーティションの選択も可能になる
通常の復元操作と同じように、誤って削除したパーティションを対象にした復元操作も可能だ

このほかにも、通常の方法ではアクセスできないドライブやパーティションを対象にした復元操作や、ディスクの内容をクローンに保存して、データ消失リスクを最小限に抑える機能も備え、あらゆる場面で簡単かつ信頼性の高いデータ復旧を期待できる。

データ消失というリスクは、コンピューターを使ううえで常につきまとう。大事なデータが消えて仕事が著しく滞ってしまうケースや、思い出の写真が消えて悲しみに暮れるケースは人ごとではない。このような事態に陥る前に、簡単な操作でデータ復旧を行える「ファイルレスキュー」の導入を検討してほしい。

ファイルレスキューの詳細は、こちらから。

(マイナビニュース広告企画)

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