ウチに「VAIO X」がやってきました。新しいノートPCを使うのは約5年ぶりなので、ウキウキして待っていたのです……が。それがウチに届いたとき、「これ、中身入ってますか?」と宅配のお兄さんに思わず訊いてしまうところでした。だって箱が軽すぎて、PCが入っているなんて思えないほどでしたから。でもそんなこと訊くわけにもいかず、とりあえず「ご苦労様でした」とだけ言って受け取りました。

「VAIO X」シリーズ。ピンクは2010年の新色

主な仕様 [CPU] インテル Atom プロセッサー Z550(2.00GHz) [チップセット] インテル システム・コントローラー・ハブ US15W チップセット [メモリ] 2GB [SSD] 約128GB(128GB×1) [グラフィックス] インテル グラフィックス・メディア・アクセラレーター 500(チップセット内蔵) [OS] Windows 7 Home Premium 32ビット [価格] 104,800円~(税込)

パネルだけかと思った……これほんとにPCですか?

包みを開けると、確かにVAIO Xと印刷された箱。そして箱を開くと、……入ってました。本体が。

なんというか、「1台」でなく「1枚」と数えたくなる感じ

家電量販店の店頭でちらっと目にしたことはありましたけど、実際に手にしてみると印象が違うものです。けっこう衝撃的でした。どれくらい衝撃的かというと、これくらい。

カツサンドとラスクくらいの差

まぁ、隣に並べたのは5年くらい前に買ったものなので、それと比較するわけにはいきませんけども。でも、ずっと左側のものを使ってきた私がVAIO Xに触れてどれだけびっくりしたか、少しおわかりいただけたでしょうか。

ついでに、アダプターも相当小さいです

実際にどれくらい違うのか、重さを量ってみました。

今回使用している「VAIO X」 本体 約740g / アダプター 約190g
5年前のノートPC 本体 約1300g / アダプター 約320g

ソニーストアによると最軽量で655gとありましたが、このスペックの「VAIO X」は約85gプラス。とは言っても、本体とアダプターを合わせても1kgを切っているわけです。さらには、バッテリー駆動時間が最長約20.5時間(!)、無線LANや通信デバイスを使うことが多いので話半分としても約10時間。これならアダプターなしで1日持って歩いても余裕かも!

さて、持ち歩くときにはカバンに入れるわけですが、これはかなりスッキリな収まり感が期待できます。

"ノート"だ!

完全に「ノートが1冊入っている」状態です。取り出すときの感じも、デスクに置いた存在感も、まるで製本の良いノート、ノートPCでなく紙のノートみたいです。今まで当たり前のようにノートPCを持ち歩く生活をしてそれを疑問にも思わなくなっていましたが、VAIO Xはそんな日常をざっくり切り裂いてくれたのでした。

VAIO色の思い出……大人の男の選択は?

VAIO Xに触れてふと思い出したのが、かれこれ10年近く前に務めていた会社で、営業部の次長が使っていた小さなVAIO。ノートPCと言えば黒っぽくてゴツいと相場が決まっていた時代において、マグネシウム合金の軽やかなフォルムと、いわゆる"VAIO色"と言われた淡い青紫のメタリックカラーが光っていました。

そしてPHSを繋いでモバイル通信を使う、最先端のモバイラーだった次長。そこそこの会社から引き抜きで入社してきたその人は、いかにも育ちが良さそうで、スーツの着こなしから持ち物一つに至るまで洗練された出で立ちが、田舎モノだった私の目には何だかスマートで素敵な大人の男に映ったのでした。

実家が、いわゆる"テレパソVAIO"を買ったときも、発売直後のVAIO Pを量販店へ見に行ったときも、そんなことを思い出すことはなかったのですが、VAIO Xにはどうもあの当時見たVAIOのイメージを呼び起こす雰囲気があるみたいです。きっと今ならその次長はVAIO Xを選ぶのではないかな、と思ったり……。

そんな思い出に浸りながら、電源を入れ着々と中身を自分色に染め上げる作業に取りかかります。ちょっと気になるのが妙に小粒なキートップ、それとバッテリーの現実的な駆動時間なのですが、さてどうなりますか。というわけで次回、VAIO Xでスマートなモバイラーに挑戦します!

本文中の価格については、2010/11/11現在の金額です。最新の価格についてはソニーストアのサイトにてご確認ください。

(マイコミジャーナル広告企画)

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