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モノづくりの現場で活用されるIoTの今 - トヨタ自動車、ISIDの取り組み

[2018/01/17 08:30]齋藤公二 ブックマーク ブックマーク

IoT・AIにISIDはどう取り組むか?

続いて、「Connected な未来を!~Connected Industriesに向けたIoT/リアルデータの活用~」と題して行われた講演では、ISIDの取締役副社長執行役員 福山章弘氏が登壇。同氏は、IoTやAIなどのテクノロジーの動向やISIDの取り組みを紹介した。

ISID 取締役副社長執行役員 福山章弘氏

まず、2017年3月に日独が採択したハノーバー宣言や経産省が公表した「新産業構造ビジョン」に触れながら、現状について「AI、IoT、ロボットなどの共通基盤技術に運転制御や生産管理などの産業のコア技術、データを組み合わせることで革新的な製品やサービスを生み出す取り組みが加速しています」と解説。

そうした状況のなかでISIDが力を入れて取り組んでいるものの1つが、IoT/リアルデータの活用だ。なかでも「故障予知保全」では、米国の産学連携プログラム「IMS Center」やシンシナティ大学のジェイ・リー教授らと連携しながら取り組みを進めているという。代表的な事例としては、小松製作所における鉱山機械でのビッグデータ分析や、新日鐵住金における製鉄現場でのビッグデータ分析などが挙げられた。

また、AIについては、ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)と取り組んでいる大規模データ解析サービスの事例が紹介された。現在のAIの問題として、なぜその答えが導かれたかという「理由」を説明できないという点がある。そのため、分析結果を活用する際にはアナリストの力量に依存しなければならないことや、経営の意思決定に活用しづらいといった課題があった。

これに対し、ISIDがソニーCSLと進める「CALC(カルク)」という分析手法では、AIがなぜその答えに至ったかという「理由」を説明することができる。これにより、直接的な相関から事象を容易に理解したり、企業や人の意思決定を支援したりできるようになるという。

従来の相関データ解析とCALCの違い

さらに福山氏は、サイバーセキリュティや農業IoT、ブロックチェーンを活用したトレーサビリティなどの取り組みを紹介。「PTCと共に、ビジネストランスフォーメーションを支援するICTサービスを提供していきます」と意気込みを語り、講演を締めくくった。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

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