大阪教育大学と富士通は10月19日、スマートデバイスを活用した対話型アクティブ・ラーニング支援システムを構築し、2017年10月より大阪教育大学の授業で運用を開始すると発表した。

構築されたシステムでは、学生が所有するスマートフォンなどでQRコードを読み取り、表示された画面からコメントを投稿すると、自動的に教室内のスクリーンに映し出される。教員やほかの学生がそれに対して意見・回答することで、学生が能動的に参加しやすい授業形態になり、インタラクティブな講義スタイルを実現できるとしている。また、発信された学生の意見や質問はPowerPointのスライドに変換できるなため、プレゼンテーションやドキュメントとして再利用することも可能となっている。

授業での活用イメージ

大阪教育大学では、授業でのアクティブ・ラーニング手法の採用率70%以上を目標に、同システムの活用を推進していくとしている。