米エバーノートとクラーク記念国際高等学校(以下、クラーク国際)は4月18日、クラーク国際の全国14拠点の教職員・生徒を対象に、企業・チーム向けクラウドサービス「Evernote Business」を導入したと発表した。

クラーク国際では2015年、全国各拠点の教員が主体となり「キャリア教育推進プロジェクト」を発足。その中心的なテーマとして「eポートフォリオへの取り組み」を掲げている。eポートフォリオの実現に最適なツールの検討を重ねた結果、2016年7月、一部拠点においてEvernote Businessの試験導入を開始した。選定にあたっては、検索機能や直感的な操作性が決め手になったとしている。

導入当初は、学習や活動の記録、留学日報の管理などに利用していたが、活用が進むに連れて連絡事項の共有や大学進学のための情報の蓄積・共有といった新たな使い方が教職員や生徒から自発的に生まれたり、生徒・教員間のコミュニケーションが活性化したりといった効果が見られたという。

そこで今回、クラーク国際はEvernote Businessの導入範囲を全国14拠点まで拡大し、大規模な活用を開始。2018年までに「1人1台タブレット」の実現を目指す同校では、Evernote Businessも1人に1アカウントを提供し、全国の生徒間および生徒・教職員間での横断的な情報共有を実現していくことを予定する。