NECは8月26日、KADOKAWAグループの物流会社であるビルディング・ブックセンター(BBC)に、画像認識技術を活用して複数商品の自動一括検品を可能とする「画像・重量検品ソリューション」が採用されたと発表した。

同ソリューションは、バーコードなどの識別情報や人手による目視確認をすることなく、検品対象の品目や数量を確認できるというもの。作業台のカメラが捉えた画像や重量計で計測した総重量などと、あらかじめデータベース内に登録した商品情報とを照合することで、商品の品目や数量、過不足を確認する。

画像・重量検品ソリューションの全体イメージ

検品の正否表示画面

再確認指示の表示画面

BBCでは、オンラインストア「キャラアニ.com」の物流ライン2つに画像・重量検品ソリューションを導入。キャラクターグッズなどのバーコードを付けられない商品の検品業務に活用する。以前は、二重・三重で人手でのチェックが必要だったが、導入により約30%程度の業務効率化を見込んでいるという。

BBCは、同ソリューションの稼働開始を年内に予定しており、稼働後は他ラインや業務などでの利用も検討するとしている。