Windows 10でLinuxを使う (その12) - コンソールをConEmuに変える

【連載】

にわか管理者のためのLinux運用入門

【第111回】Windows 10でLinuxを使う (その12) - コンソールをConEmuに変える

[2018/01/30 09:45]後藤大地 ブックマーク ブックマーク

サーバ/ストレージ

やっぱり使いにくいWSLコンソール

WSLのコンソールがデフォルト設定だととても見づらいことは本連載の第108回で指摘した。第108回では、てっとり早くこの問題を解決する方法としてWSLコンソールの色設定を変える方法を説明した。ちょっとした作業で、一応読めるくらいまでには視認性を高められることがおわかりいただけたはずだ。Linux側の設定を変える必要もないし、作業量の割には効果が見込める方法だったと思う。

だが、LinuxやMacのターミナルを使い続けていると、WSLコンソールはどうしても使いにくい。確かに視認性は上がるものの見づらいものは見づらいし、これを解消してようとしてソフトウェアごとに色を設定していくのは、やっぱり面倒だ。

というわけで、今回はコンソール自体を別のアプリケーションに変える方法を紹介したい。WSLコンソールは今後マシになっていくと期待しておくとして、それが実現するまではもっと便利なほかのコンソールアプリケーションを使うとしよう。

ConEmuを使う

結論から言おう。コンソールアプリケーションとしては「ConEmu」を使う。このアプリケーションはオープンソースのコンソール/ターミナルアプリケーションで、WSLの置き換えとして利用することができ、さらにPowerShellやコマンドプロンプトのコンソールアプリケーションとしても利用できる。

ConEmuはかなり機能が豊富かつ扱いやすく、タブも利用可能だ。PowerShell、コマンドプロンプト、WSLコンソールを同時に1つのウインドウに収めることができる。かなり便利なアプリケーションだと言える。カラースキーマも最初からよくできているし、いくつもカラースキーマが用意されているので好みのものをチョイスできる。とにかく設定が豊富なので、自分になじむ設定を探すことができるはずだ。

ConEmuはConEmuのページからダウンロードしてインストールする。ダウンロードとインストール自体はそれほど手間取らないだろう。インストール後に何もしないでとりあえず起動すると、次のようにコマンドプロンプトとして機能する。

コマンドプロンプトとして機能するConEmu

ここでは積極的にWSLコンソールの代替として使いたいので、設定を変更する。メニューから「Settings」を選択し、タブから「Startup」を選択する。

ConEmuの設定ダイアログ

「Specified named task」という項目が「{Shell::cmd}」になっているので、ここを「{Bash::bash}」に変更し、「Save settings」をクリックして変更を保存する。これでデフォルト起動がWSLコンソールになる。

「Specified named task」の項目を「{Bash::bash}」に変更する

ConEmuを終了してもう一度起動すると、次のようにWSLコンソールとして起動するはずだ。色設定はデフォルトのままから変更していないのだが、この状態でも十分視認性は高い。

WSLコンソールとして起動するConEmu

Vimでファイルを編集してみても、次のように見やすい。デフォルトのWSLコンソールが致命的な配色だったことを考えると素晴らしい実装だ。

ConEmuならVimのカラーも見やすい

右上の「+▼」のアイコンからタブを追加できるのだが、「▼」をクリックすればどのコンソールを開くかを選択することができる。例えば、PowerShellを指定すれば次のようにPosweShellのコンソールがタブとして起動する。

PowerShellコンソールとWSLコンソールがそれぞれタブにある状態

コマンドプロンプトも同時に開けば次のようになる。

WSLコンソール、PosweShell、コマンドプロンプトがConEmuで同時に実行されている

ConEmuを使っていればConEmuだけでコンソールを完結させることができる。LinuxやmacOSを使っているのであれば、PowerShellやコマンドプロンプトのコンソールの機能不足にいら立ったことがあるのではないかと思うが、ConEmuにするとそれも結構解消される。

WSLコンソールも徐々に改良されているので、連載ではそれを順次取り上げていくつもりだった。が、やはり将来のアップデートを待っていられるほど、今のWSLコンソールは使いやすくない。ここは1つ、便利なConEmuを使ってWSLライフのクオリティを向上させていただきたい。

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

関連リンク

この記事に興味を持ったら"いいね!"を Click
Facebook で IT Search+ の人気記事をお届けします
3432
2
【連載】にわか管理者のためのLinux運用入門 [111] Windows 10でLinuxを使う (その12) - コンソールをConEmuに変える
LinuxやMacのターミナルを使い続けていると、WSLコンソールはどうしても使いにくい。色設定を変更すれば視認性は高まるが、見づらいものは見づらいし、かと言ってソフトウェアごとに色を設定していくのは面倒だ。そこで今回は、WSLコンソールの代わりに「ConEmu」というOSSを使う方法を紹介する。
https://news.mynavi.jp/itsearch/files/mynavi20151210_linux_300-250.jpg
LinuxやMacのターミナルを使い続けていると、WSLコンソールはどうしても使いにくい。色設定を変更すれば視認性は高まるが、見づらいものは見づらいし、かと言ってソフトウェアごとに色を設定していくのは面倒だ。そこで今回は、WSLコンソールの代わりに「ConEmu」というOSSを使う方法を紹介する。

会員登録(無料)

AI人材に必要なもの
エイプリルフールの舞台裏
セキュリティ・キャンプ2017 - 精彩を放つ若き人材の『今』に迫る
教えてカナコさん! これならわかるAI入門
RPA入門
PowerShell Core入門
パスワード管理アプリの選び方
徹底研究! ハイブリッドクラウド
マイナビニュース スペシャルセミナー 講演レポート/当日講演資料 まとめ

一覧はこちら

今注目のIT用語の意味を事典でチェック!

一覧はこちら

ページの先頭に戻る