ルータをつくる(その3)

【連載】

にわか管理者のためのLinux運用入門

【第44回】ルータをつくる(その3)

[2016/10/18 08:00] ブックマーク ブックマーク

サーバ/ストレージ

前回、前々回と2回にわたり、ルーティング/ファイアウォールソリューション「OPNsense」を使ってルータをセットアップする方法を紹介した。OPNsenseはもともと「pfSense」というディストリビューションから派生したもので、pfSenseのほうも活発に開発が続けられている。今回はこのpfSenseをインストールする方法を紹介しよう。

pfSenseのインストール

pfSenseとOPNsenseは別プロジェクトで開発されているが、いずれも最近までpfSenseとして開発されてきた成果物をベースとしたものであるため、両者のインストール方法はよく似ている。インストーラからインストールし、起動時にネットワークインタフェースを設定、起動後はWebブラウザから基本的な設定をウィザード形式で実施という流れだ。

pfSenseのWebサイト

本稿では、pfSense 2.3.2-RELEASE (amd64)をインストールしてみよう。同バージョンは、FreeBSD 10.3-RELEASEベースとなっている。pfSenseのインストーラは、種類・アーキテクチャ別のものがpfSense(https://www.pfsense.org/)のWebサイトからダウンロード可能だ。インストーラを起動した後は、次のような手順でインストール作業を行えばよい。

コンソールフォント、スクリーンマップ、キーボードを設定

インストール方式を選択する

カーネルを選択する。VGAコンソールを禁止したい場合は、カスタムカーネルを選択する

最後に再起動が促される

単一のディスクにインストールするなら、インストール方法に「Quick/Easy Install」を選択すると、すぐにインストールが完了するはずだ。最後に再起動を促すダイアログが表示されるので、指示に従って再起動していただきたい。

pfSenseセットアップウィザード

再起動後は、ネットワークインタフェースを設定するための入力を求められる。その後、さらにコンソールから設定するか、もしくはWebインタフェースから設定を行うように促されるので、表示に従ってWebブラウザから操作を行う。

再起動後、ネットワークインタフェースの設定を求められる

起動が完了すると、WebブラウザからアクセスするためのURLが表示される

Webブラウザからのアクセス・設定といった工程も、OPNsenseのそれと似ている。最初のログインで自動的にセットアップウィザードが起動するので、流れに沿って最初のセットアップを完了させていただきたい。デフォルトのアカウントは、ユーザー名「admin」、パスワードは「pfsense」だ。

ユーザー名「admin」、パスワード「pfsense」でログイン

最初にセットアップウィザードで設定を行うように求められる

必要ならばサブスクリプションのページへ移動

ホスト名やDNSを設定

NTPサーバを設定

WAN側接続設定

adminユーザーのパスワードを変更(必ず行うこと)

設定完了。コンフィグのリロードを実施

設定完了通知

セットアップウィザードからの設定は、それほど迷うこともないだろう。コンシューマ向けのルータ製品などと比較しても、より細かい設定ができることがおわかりいただけるはずだ。

pfSenseを使ってみよう

pfSenseもOPNsenseも、その機能はよく似ている。どちらもFreeBSDおよびFreeBSDで動作するソフトウェアが提供する機能なので、似ているのは当たり前といえば当たり前かもしれない。

pfSenseダッシュボード

ステータス画面の例

いろいろ細かく見ていけば違いはあるが、最初にユーザーが感じるのはWeb UI/UXの違いだろう。筆者的によりモダンな印象があるのはOPNsenseだが、この辺りは好みの問題もあるので、両方ともぜひ一度、試してみていただきたい。

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