Fintech戦略で企業がすべきこと - MFクラウドExpo2016

[2016/04/25 12:30] ブックマーク ブックマーク

Fintechは今後、どこへ向かうのか?

講演の後半には、日経Fintech 編集長 原隆氏が招き入れられ、瀧氏とのトークセッションが行われた。セッションは、原氏が前半の内容を踏まえ、「なぜ国が、ここまでFintechに対して前のめりなのか」と質問するところから始まった。

日経Fintech 編集長 原隆氏(左)と瀧氏(右)

日経Fintech 編集長 原隆氏(左)と瀧氏(右)

瀧氏は、「もともと金融業は、常に高度化していかなければいけないものです。そして、海外の当局ではすでに大規模なFintech投資が始まっていました。そして日本のメガバンクのIT系役員はあまり表に出てこない風潮にあり、『もっと積極的に行かないと、プラットフォームの面で負けてしまう』という危機感が募ったのだと思います」と説明する。

それは、グローバルで見たときに日本が負けるという意味なのか。原氏が問うと、「Fintechと言った場合、GoogleやAmazonのような決済系のサービスの軸と、個別の国の文化に即した金融サービスの2軸に分けて考える必要があります。そして、全部グローバルに展開しなければいけないわけではありません」(瀧氏)と答え、そもそも自国産業が強くないと海外に出て行くことはできないが、日本にはそのポテンシャルがあると補足した。

Fintechは、その言葉の成り立ちから金融機関を主語に語られることが多い。だが、講演を振り返るとその限りではないようだ。それでは今後、Fintechはどこに向かっていくのだろうか。

「元来、金融は偉大なる”影の産業”です。すべての契約の裏側には何らかの金融的な契約があります。例えば、タクシーを呼ぶアプリがあります。クレジットカード情報を登録しておくと、アプリでタクシーを呼び出して目的地に着いた時点で決済が完了する仕組みです。これを”決済の透明化”と呼んでいるのですが、今、どんどん支払いを意識しない世界になってきています。でも、この”意識しない金融”がほとんどのケースにおいてまだ実現していません。まずはこれを早期に実装し、その後で金融データを使ってより良い世界を目指すということが考えられるでしょう」(瀧氏)

※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合がございます。予めご了承ください。

もっと知りたい!こちらもオススメ

[講演レポート提供] OSS安全神話はこうして崩れた! 専門家が明かす裏事情

[講演レポート提供] OSS安全神話はこうして崩れた! 専門家が明かす裏事情

3月30日に開催されたマイナビセミナー「OSS重大セキュリティホールの"裏事情"」では、OpenSSL、glibc、Bash、SSL 3.0など、OSS関連の重大脆弱性混入背景について、オープンソースOS「FreeBSD」のコミッターを務める後藤大地氏が解説した。今回IT Search+では、同講演の模様をまとめたPDF形式のレポートを無償提供する。ぜひ業務…

関連リンク

この記事に興味を持ったら"いいね!"を Click
Facebook で IT Search+ の人気記事をお届けします
注目の特集/連載
[解説動画] Googleアナリティクス分析&活用講座 - Webサイト改善の正しい考え方
[解説動画] 個人の業務効率化術 - 短時間集中はこうして作る
ミッションステートメント
教えてカナコさん! これならわかるAI入門
AWSではじめる機械学習 ~サービスを知り、実装を学ぶ~
対話システムをつくろう! Python超入門
Kubernetes入門
SAFeでつくる「DXに強い組織」~企業の課題を解決する13のアプローチ~
PowerShell Core入門
AWSで作るマイクロサービス
マイナビニュース スペシャルセミナー 講演レポート/当日講演資料 まとめ
セキュリティアワード特設ページ

一覧はこちら

今注目のIT用語の意味を事典でチェック!

一覧はこちら

会員登録(無料)

ページの先頭に戻る