クレオマーケティングは2月7日、同社が開発・販売する会計・人事給与パッケージ「ZeeM人事給与 学校法人版」を東海大学が導入した事例を発表した。

全国8つのキャンパスに加え、短期大学、高校、幼稚園などの教育機関、各種研究所を有する東海大学では、経営基盤強化のための経費削減に向け、業務システム全体の見直しを行っていた。なかでも給与処理システムは20年以上に自社開発したもので、法改正対応などの改修コストが大きな負担となっていたことから、2009年、システム刷新の検討を開始。パッケージ運用にすることを決め、複数の候補のなかからZeeM人事給与 学校法人版の採用を決定したのだという。

選定の決め手となったのは、保守範囲内で迅速に法改正に対応できるほか、アドオンにも柔軟に対応できること。新システムでは従来のやり方を一部継承しなければならなかったが、アドオンによって高額な改修コストをかけずに対応できることが期待された。

本番運用は2011年から開始。法改正対応やアドオン対応により、大幅に運用コストが削減できたとしている。また、従来は給与処理に人事課・情報課の双方が関与する必要があったが、人事課のみで作業を行えるようになり、業務の効率化が図られた。加えて、データベースのテーブルが公開されているため、Accessを使った情報活用も可能になったという。

東海大学では今後、学内の人件費分析といった経営層からのさまざまなニーズにも対応し、人事給与情報をよりわかりやすく可視化していきたいとしている。