コンカーは6月7日、同社の経費管理クラウドサービス「Concur Expense」をPeach Aviation(以下、Peach)の経費管理基盤として提供したと発表した。

従来、Peachでは、グループウェアとワークフローツール、Excelの3つを組み合わせた独自の経費管理ツールで経費処理を行っていた。だが、ツール自体の老朽化や経費処理の作業量増加などに伴い、外出先での経費精算の利便性を高めることを含めた新たな経費管理ツールの導入を検討。経費精算業務を支援する統合基盤として「Concur Expense」を選定し、2016年4月に本番稼働を開始した。

導入後、従業員はモバイル端末経由で経費精算処理を行えるようになったほか、職種ごとに異なった承認フローを設定することでガバナンスが強化された。また、経理部門では、Concur Expenseを経費の明細情報の分析や予算管理、支出管理にも活用。2017年度からは領収書原本保管義務撤廃の規制緩和メリットを享受すべく、対応準備を進めているという。