facebook、Google+、LINEなどに素早く写真をアップできるWi-Fi対応
スマホで自分撮りすれば、写真をそのままSNSなどにアップできるというメリットがある。デジタルカメラに対する、スマホ(のカメラ機能)のアドバンテージだ。ただし最近はWi-Fi搭載のデジタルカメラが増え、デジタルカメラとスマホをWi-Fiで接続して、スマホに写真を転送したり、スマホ経由でSNSにアップできるようになっている。
TR15もWi-Fiを搭載し、iPhoneやAndroidスマホに写真データを送信できるようになった。しかも、TR15で撮影した写真を最大8台までのスマホで閲覧、保存できる。つまり、仲間のスマホにTR15の写真を表示して、気に入ったものだけをそのままダウンロードしてもらえるのだ。「クイック送信」機能を使えば、TR15の液晶モニタをたったの2回タッチするだけで、自分のスマホに写真を送信できる。
スマホをリモコンにしてEX-TR15を遠隔操作。シャッターも切れる
スマホをリモコンにした遠隔操作も可能だ。これもWi-Fi搭載によって実現した機能の1つで、iOS用/Android用の無料アプリ「EXILIM Remote」を使う。App Store、Google Playから入手し、iOS 5.1以降、Android 2.3.3以降に対応している。
TR15を机の上などに置き、手元のスマホ画面を見ながらワイヤレスでシャッターを切れるため、例えば自分撮りなら、カメラを手に持ったままでは不可能なアングルで撮影できる。もちろん集合写真でも、端の人が画面から少し切れていたり、目をつむった人がいたりする状況などを、リアルタイムでチェックしながら撮影できる。
また、EXILIM Remoteアプリとスマホを使わなくても、TR15単独でワイヤレスリモート撮影が可能な「モーションシャッター」機能も持つ。レンズと液晶モニタを自分に向け、画面内の特定位置に向かって手を動かしたりすると、その動きをTR15が感知して自動的にシャッターが切れる。TR15をどこかに置いたまま、好みのタイミングで撮影できるわけだ。
自分撮りに磨きを掛ける演出機能
スマホのカメラ機能で自分撮りをしたあとは、アプリを使ってスタンプを加えたり、手書きで文字を書いたり、フレームを付けたりと、オリジナリティを高める演出を加える女性が多いという。こうした遊び心を実現するための機能を主に3つ、TR15は内蔵している。
第一に、従来のメイクアップモードに「美白」が増えた。肌を明るく滑らかにするメイクアップモードは、効果の強さを「0~12」の間で設定可能。さらに、肌の色味を従来の「ナチュラルモード」と、肌を白くする「美白モード」から選べる。ナチュラルが健康的な肌色になるのに対して、美白モードはひたすら白さを追求する印象を受けた。
2つ目は撮影後の写真を加工するペイント機能だ。10種類のスタンプを選択して好きな場所に配置したり、ペンツールで手書きの文字やイラストを書き込んだりできる。そしてDPフレーム機能により、10種類のフレームから好きなものを選んで、かわいいフレームを写真に加えられるのだ。
最後はEXILIMシリーズでおなじみのアートショット機能。トイカメラ風やソフトフォーカス、モノクロなどの効果を楽しめる。TR15には、ソフトフォーカスにクロスフィルターの効果をプラスしたスパークリングショットが追加されている。
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