Windows 11でコマンドライン操作を行っていると、管理者権限が必要な場面がある。だが、Windows PowerShellはLinuxのsudoコマンドを用意していないため、別に管理者権限を持つWindowsターミナルを起動しなければならない。
Windowsターミナル自身の機能として、プロファイル選択時に管理者として起動する設定項目は存在する。それでも通常はユーザー権限で起動し、コマンドライン操作やスクリプトを実行した方が安全だ。
そこで考えたのが「管理者権限でターミナルが起動する別のプロファイルを用意」する方法。前述のとおりWindowsターミナルは、メニューから管理者権限で起動できるものの、「Ctrl」+「Shift」+数字キーのショートカットが使用できるため、より素早く起動できるだろう。
ただし、別ウィンドウでWindowsターミナルが起動する動作は変わらない。これはWindowsTerminal.exeが別プロセスで起動しているからだ。
Start-Processコマンドレットとrunasコマンドを組み合わせる方法もあるが少々煩雑である。常にWindowsターミナルを起動し、各種操作を行っている方はgsudoの導入検討をお薦めしたい。