Windows 11のデスクトップに「PC(コンピューター)」などの特殊アイコンを表示・非表示化する「デスクトップアイコンの設定」ダイアログ。「設定」の「個人用設定/テーマ」から呼び出せるが、使用頻度が低く、ついつい忘れがちだ。

  • 「設定」の「個人用設定/テーマ」に並ぶ「デスクトップアイコンの設定」をクリック/タップすると起動する

古くからWindowsを使っている方々はご存知かもしれないが、「デスクトップアイコンの設定」ダイアログは、コマンドラインから呼び出し可能だ。具体的にはDLLファイルのAPIを呼び出すrundll32.exeを使用し、「rundll32.exe shell32.dll,Control_RunDLL desk.cpl,,0」と実行する。

  • 任意の方法で「rundll32.exe shell32.dll,Control_RunDLL desk.cpl,,0」を実行すれば、「デスクトップアイコンの設定」ダイアログが起動する

ここまでは、さほど目新しいTipsではない。加えて入力する文字列も長く、バッチファイルなどを用意しないと実行しにくい。そこで思いついたのがWindows PowerShellのFunction(機能)として登録する方法だ。

  • Windowsターミナルを起動し、Windows PowerShellのプロンプトに「notepad $PROFILE」と入力して「Enter」キーを押す

  • メモ帳でWindows PowerShellのプロファイルを開いたら、以下の内容を追記する



Function DesktopIconSettings {
    rundll32.exe `shell32.dll,Control_RunDLL desk.cpl,\,0`
}

  • Windows PowerShellを再び起動し、「DesktopIconSettings」と入力して「Enter」キーを押すと、「デスクトップアイコンの設定」ダイアログが起動する

今回はわかりやすくするため、「DesktopIconSettings」と名づけたが、このあたりは読者の好みで構わない。「デスクトップアイコンの設定」ダイアログの機能が「設定」に取り込まれれば、本Tipsは不要になる。だが、同種のコマンドライナー(もしくはワンライナー: 一行で各種処理をコマンドラインから実行するTips)を登録すると、Windows 11の利便性も向上するだろう。