Microsoftは米国時間2022年2月3日、Windowsターミナル バージョン1.12と、Windowsターミナルプレビュー バージョン1.13をリリースしたと、公式ブログで発表した。早速試してみようとMicrosoft Storeで確認したのだが、配信が始まっていないのか、ライブラリーの更新に現れないのである。

  • 「更新プログラムを取得する」を押しても、「アプリとゲームは最新です」と言われてしまう

GitHubから入手することも可能だが、今回は別の方法を用いることにした。それがWindows Package Manager CLI(winget)である。

  • Windowsターミナルを起動して、「winget update」と入力して「Enter」キーを押し、Windowsターミナルの更新パッケージが存在するか確認する

  • Windowsターミナルのみアップグレードさせるため、IDの「Microsoft.WindowsTerminal」を指定する。「winget upgrade Microsoft.WindowsTerminal」と入力して「Enter」キーを押す。メッセージにあるとおり、完了後はWindowsターミナルを再起動する

  • 再起動後は矢印ボタン→「About(バージョン情報)」と順にクリック/タップする

  • Windowsターミナルがバージョン1.12に更新された

Windowsターミナルを簡単に更新できたが、一つだけ注意すべき点がある。現時点では日本語リソースが用意されておらず、メニュー項目などがすべて英語になってしまうのだ。

Windows 11に標準インストールされるWindowsターミナル バージョン1.11は、日本語やドイツ語、フランス語なども含まれている。これが理由でMicrosoft Storeに更新パッケージが登録されないのかもしれない。日本語での表示を希望するユーザーは、更新を待つのが得策だ。

  • Windowsターミナルの表示言語は「Appearance(外観)」の「Language(言語)」で変更できるが、本稿執筆自転で選択できるのはEnglish(United States)のみだった