7月の月例更新プログラム(KB5028185)で、Snipping Toolの統合が図られた。
筆者も最近はOS標準機能で画面キャプチャーを撮ろうと思っていたのだが、マルチディスプレイ環境では使い物にならなかった。
別ディスプレイでPDFを開いてテキストエディターを起動し、別ディスプレイでオンライン会議ツールを表示させた状態で、画面キャプチャーの対象となるのはアクティブウィンドウがあるディスプレイ。登壇者のベストショットを撮影するのは難しい。
また、古くから画面キャプチャー機能を使っている方は「Alt」+「PrtSc」キーでウィンドウを撮影してから、画像編集ツールにペーストする習慣を持ち、Snipping Toolベースの画面キャプチャー機能に慣れるまでは時間を要するだろう。本設定はスイッチ一つで切り替えられる。
なぜ、アクセシビリティのカテゴリーに含めたのか不明だが、スイッチオンでSnipping Tool、スイッチオフで旧来の動作となる。筆者は前述の理由でOS標準の画面キャプチャー機能は使用しないが、お使いの読者はお好みのスタイルをお選びいただきたい。
さて、筆者による本連載は今回で終了する。長らくご愛読いただいた読者に感謝したい。