MicrosoftはMicrosoft Edge(以下、Edge)をゲームプラットフォームの一つに位置付けている。同社が2022年6月に公開した公式ブログによれば、米国75%の一人がゲーマーらしい。同社がXboxアプリやXboxクラウドゲームを体験する基盤拡大を目指しつつ、EdgeによるXbox Cloud Gamesのタイトルをプレイするための機能強化を図るのは自然な流れだろう。
上図はストリーミング映像の品質を向上させるClarity Boost(クラリティブースト)の有無を比較したものだが、わずかに補正が加わっている。Microsoftの説明では、「Edgeでストリーミングゲームをプレイする際に、(映像を)鮮明かつシャープに見せる空間的なアップスケーリング」機能だとか。すでにClarity Boostは利用できるので、ご自身の目で違いを確認してほしい。
EdgeはPCゲーマー向けの機能も用意した。「効率モードでPCゲームエクスペリエンスを向上させる」が有効な際は、PCゲーム起動時にEdgeが消費するCPUやメモリーなどのリソース消費を軽減する。つまりPCゲームのパフォーマンスを高めるため、Edgeを閉じる必要がないそうだ。既定で有効になる本設定だが、気になる方は下図の手順で確認してほしい。なお、上記ページは「edge://settings/system」で閲覧可能だ。
近年はWebブラウザーがSaaSの利用基盤となりつつあるが、PCゲームも一昔前の"ブラウザーゲーム"とは異なるレベルで、動作する時代が近づきつつある。PCゲーム好きの筆者は一連の機能に注視し、今後も読者にご報告したい。