本稿はWindows 11 Insider Preview ビルド22454.1000を元に執筆しています。

Windows 11は「コンパクトビュー」と呼ばれる表示形式をエクスプローラーに取り込む予定である。下図は本稿執筆時点の最新版であるWindows 11 Insider Preview ビルド22454.1000で、コンパクトビューの有無を切り替えた状態のエクスプローラーだ。

  • 通常のエクスプローラー(コンパクトビューが無効)

  • コンパクトビューを有効にした状態

コンパクトビューを有効にすると、ファイル/フォルダーの一覧や、ナビゲーションウィンドウの行間も狭まり、Windows 10風の見た目が復活する。

MicrosoftがWindows 11の既定値でコンパクトビューを無効にしているのは、タッチデバイスの操作性向上や、情報過多になりがちな外観を刷新する狙いがあるのだろう。とはいえ、PCとして使うのであればコンパクトビューは有効にした方が使いやすいだろう。

  • 「表示」→「Compact view」と順にクリック/タップすると、コンパクトビューの有無を切り替えられる

なお、本設定はフォルダーオプション/エクスプローラーのオプションダイアログからも設定できる。筆者が確認した限りでは、エクスプローラーから呼び出すとまれにダイアログが応答しなくなる現象が発生するので、気になる方はコントロールパネルから起動するか、以下の手順を試してほしい。

  • 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、テキストボックスに「control /name Microsoft.FolderOptions」と入力して「OK」ボタンをクリック/タップする

  • コンパクトビューを有効にするには、「項目間のスペースを減らす」にチェックを入れて「OK」ボタンをクリック/タップする