「Windows 10ミニTips」は各回の作成時点で最新のWindows 10環境を使用しています。
コロナ禍でリモートワークが新常態となったかたの中には、作業効率を高めるため、マルチディスプレイ環境を構築されたかたもいるだろう。コロナ流行前は取材で外出する機会が増えたものの、基本的には自宅勤務が基本だった筆者は、以前から複数のディスプレイを使っていた。
メインの4K(1)に、動画サイト専用のFHD(2)、一時的な作業場やオンライン会議アプリに用いるFHD(3)、常にWebブラウザーを起動しているFHD(4)という4ディスプレイ構成。この左側にWindows Server 2019用のディスプレイとiPad Pro置き場を用意しているが、最近よくマウスポインターを見失ってしまう。
マウスポインターサイズは以前から「特大」を選択しているので、マウスを操作すれば見つかるものの、4Kディスプレイを正面に配置し、椅子を囲むように各FHDディスプレイを配置しているため、首を動かさなければならない。加えて加齢による視力低下のせいか、発見までに1~2秒かかるようになってしまった。そこで古いTipsを1つご紹介したい。
これでマウスポインターは見つけやすくなるものの、本機能は1つだけ欠点がある。それは、他のアプリで「Ctrl」キーを使う際に煩雑になってしまう点だ。たとえばテキストエディターは、修飾キーとして「Ctrl」キーや「Alt」キーなどを多用するものの、「Ctrl」キーを押すたびに円が描かれるため、マウスポインターを別のディスプレイに待避しなければならない。これらの対策を煩雑に感じられる方は、本誌でも活躍しているテクニカルライター・塩田紳二氏が開発した「Mouse Go Home」の使用をおすすめする。