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Microsoft Edgeは、表示したWebページをタスクバーにピン留めする機能を備えているが、同機能をお使いの方は「タスクバーピン留めウィザード」の存在に気づいておられるだろうか。
タスクバーピン留めウィザードを起動すると、Webの閲覧状況に応じてタスクバーにピン留めする6つのWebサイトが列挙される。候補となるWebサイトはユーザーの閲覧状況を参照しているらしく、ほぼほぼ動画・音楽再生専用として使用している安定版Edgeでは、radiko、YouTube、Netflixが固有の候補として現れた。他方で日常的に使用しているCanary版Edgeで同機能を試したところ、多様なWebサイトが候補に上った。
続いてMicrosoftが推奨するWebサイトが候補として並ぶ。執筆時点ではOffice 365、Microsoftニュース、最近改称したMicrosoft Bingの3サイト。一種のコマーシャルと捉えて構わないだろう。
タスクバーにピン留めしたWebサイトは、Edgeの実行ファイルに対して引数からURLを指定した特殊なファイルである。「%AppData%\Microsoft\Internet Explorer\Quick Launch\User Pinned\TaskBar」フォルダー内ではなく、別の場所にファイル情報を格納しているようだ。
ピン留めしたアイコンをクリック/タップすると、起動済みEdgeの新しいタブでWebページが開く。現時点では表示領域が限られたタスクバーよりも、Edgeのお気に入りバーに登録した方が使いやすそうだ。なお、筆者の環境では未確認だが、Canary版Edgeはいよいよスタートメニューへのピン留め機能を搭載する。