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OOBEプロセス時にネットワークを切断する

最近海外のIT系サイトで話題になっていたのが、「Windows 10のOOBE(Out-Of-Box Experience)プロセスから、オフラインアカウントが作成できなくなった」という記事だ。OOBEはユーザーがPCを箱から取り出し使えるようにするまでの体験を表し、主にセットアップ動作を指す。

これまでのWindows 10では、「オフラインアカウント」を選択することで、Microsoftアカウントではなくローカルアカウントを作成できる。加えて筆者がWindows 10 Insider Preview ビルド18363で確認したところ、各エディション(Home/Proを検証)で「オフラインアカウント」が現れる。

  • Windows 10 Insider Preview ビルド18363(Proエディション)のアカウント設定ページ。「オフラインアカウント」の選択可能だ

  • Windows 10 Insider Preview ビルド18363(Homeエディション)の同ページ。こちらも「オフラインアカウント」が現れる

首を傾げながらネットを見渡したところ、ドイツのWebサイト「WindowsArea.de」の記事がヒットした。同記事によればReddit(海外のネット掲示板)を火元としたフェイクニュースだという。

ただしMicrosoftが、Microsoftアカウントの普及を目的にローカルアカウントをセットアップしにくくした過去の経緯を見れば、今後仕様変更が加わらないとは断言できない。そこで本誌読者が新しいPCを購入した際のテクニックとして、ローカルアカウントのセットアップ法を紹介する。

  • イーサネットケーブル未接続の場合、接続をうながされるので「インターネットに接続していません」をクリック/タップする

  • ネットワーク接続にまつわるメッセージが現れたら、「制限された設定で続行する」をクリック/タップする

  • これでオフラインアカウントの作成ページが現れる

Windows 10セットアップのOOBEプロセスは、ネットワークの検出に失敗するとMicrosoftアカウントではなく、ローカルアカウントのセットアップに進む。今回は画像を用意できなかったが、無線LANアクセスポイントへの接続をスキップし、有線LANならイーサネットケーブルをPCから取り外せばよい。

阿久津良和(Cactus)