ストックフォトサービス未経験者が、ストックフォトを完全独学で勉強し画像を出品。それで収入を得ることはできるのだろうか? 世の中そんなに甘くない。でも、甘い夢見ちゃう。人間だもの。というわけで、ストックフォトサービス未経験者がストックフォトでの成功を目指す完全ドキュメントがスタート!
いま、巷ではストックフォトサービスというものが流行ってるらしい。確かに街に出れば一眼レフカメラを持っている人をよく見かけるし、コンパクトデジカメだって、かなり高性能になっている。彼らは撮った写真を何に使っているんだろう? プロカメラマンでもないのに、日常生活でそんな高額なカメラは必要ないはずだ。そうだ、きっとストックフォトに自分の写真を登録し、小遣いを稼いでいるに違いない。稼いだ金でいいもの食ったり贅沢品を買ったり、海外旅行に出かけているに違いない。だったらオレも稼ぐ! 冒頭から少々暴走気味の私ですが、職業はフリーライターです。本業はあくまでも原稿を書く仕事。取材の一環で写真を撮影することはあるが、カメラの腕前は他人に自慢するほどのものではない。あくまでも写真撮影は、記事作成のための資料作り。そんな自分の写真でも、もしかしたら誰かが買ってくれるかもしれない……。そんな妄想を膨らませて、このコラムを始めることになりました。
世の中そんなに甘くない! 写真を売るためには戦略が必要
数日後、小遣いを稼ぐ気満々で担当編集とミーティング。ストックフォトで月に数十万円も稼ぐ人もいると事前情報を得ていたので、まだなにも行動していないのに、あれこれ買いたいモノを考えながらにやけていると、担当編集者から「稼いでいるのはごく一部の人間ですから、売るための作戦を考えないと」と、いきなり現実に戻される。なるほど、世の中そんなに甘くないってワケだ。ちょっといいカメラを持ってるだけで写真が簡単に売れるはずがない。というか、販売する以前にストックフォトサービスに自分の写真を登録するのにも、事前審査が必要らしい。審査なので自分が売りたいと思っている写真でも、落とされる可能性がある。あちらもボランティアではなく会社として経営してるんだから、「売れる可能性がある写真」かどうか審査するのは、当然のことだ。
厳しい世界なのはわかったが、そんなことで怖じ気づくわけにはいかない。やると決めたらやる。不景気で世知辛い世の中だし、何枚でもいいから売って小遣いを稼ぐのだ。といっても「やる気」だけでは仕方ないので、まずは行動。手始めに国内の有名ストックフォトサービスを覗いてみた。今後、これらのサイトに筆者の写真をなんとか登録し、稼いでいきたいと思う。読者の皆さん、どうか暖かく見守ってください。
今回、挑戦するストックフォトサービス候補
ストックフォトサービスを調べてみると、サイトによって内容や規約が異なっている。ここでは、今後登録を考えている6つのサイトを紹介する。
|
ストックフォト初心者でも扱いやすそうなフォトストックサービス。写真やイラストの販売価格は最低105円から。特集やアンケートを行なっている企画モノの記事もあるので、季節や世相を考えて登録すれば売れやすいかも。
|
販売はチケット制を取っており、3日、1カ月、3カ月の定額販売サービスも行なっている。一度に複数の写真を購入したいという人が多いのが特徴。ということは、セット販売できそうな「シリーズ物」を一気に登録すれば一攫千金も可能?
|
初心者にも見やすく使いやすいサイトデザインのため、お客さんの数も多いのではないかと推測。映像素材の登録・販売にも力を入れているサービスで、一眼レフで撮影した動画も売れるかもしれない。妄想は膨らむ。
|
デザインがとてもシンプルで見やすいサイト。今年サービスが始まったばかりなので、いまが狙い目かもしれない。
|
写真とベクターデータ、動画を取り扱うサイト。写真は最低113円から販売されている。写真と共に「Illustrator」で作った素材も登録してみたい。写真も登録していないうちから、妄想が加速する。
|
2000年からサービスを提供しているフォトストックの老舗。11カ国語でサービスを行なっており、世界中のユーザーとクリエイターが登録しているため、「和」のイメージで攻めれば海外でバカ売れする可能性も……。ただし登録されている写真のクオリティーがとても高く、かなり敷居は高そう。
次回、いよいよストックフォトサービスに登録
次回は各ストックフォトサービスをしっかりと研究して、チャレンジするサイトを決定したい! 燃えてきました。下に掲載したのは、私が撮影した写真。これが売れたらな～。
|
|
|
|
趣味で撮影した写真の一部。これらの写真で一攫千金を狙う |
||
