「ミラーレス」「ミラーレス一眼」と呼ばれるカテゴリーのカメラが登場して、今年でちょうど10年になります。国内外のおもなカメラメーカーからミラーレス一眼が続々と登場し、いまやレンズ交換式のカメラとして一眼レフと肩を並べるほどの人気を獲得するようになりました。
-
ミラーレス一眼は性別や年齢層を問わず、幅広い層に支持されている
ミラーレス一眼という言葉は聞いたことがあるが、一眼レフよりも小さく軽い以外に何が違うのか分からない…と感じている人もいることでしょう。そこで、現在人気急上昇中のミラーレス一眼について、改めて基本から解説していきたいと思います。
ミラーレス一眼は個性的なスタイルに設計できる
まずミラーレス一眼の特徴として挙げられるのが、一眼レフと比べてデザインやスタイルがとても個性豊かなことです。
一眼レフカメラは、メーカーや機種が違っても「中央の上部が山のように盛り上がった黒くてゴロンとしたスタイル」といった印象が共通しています。「ちょっと難しそう」「デザインがどれも似たり寄ったり」と感じる人も少なくありません。
-
ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D850」。プロも愛用する高性能モデルで、重厚なデザインが特徴
-
キヤノンの入門者向けデジタル一眼レフカメラ「EOS Kiss X90」。ひと目見て一眼レフだと分かるデザインを採用する
かたやミラーレス一眼は、中央に丸いレンズがあることこそ一眼レフと共通ですが、カメラ自体のデザインやスタイルはさまざま。一眼レフに似たデザインのものもあれば、都会的でおしゃれなデザインのものもあったり、かたやクラシックなレンジファインダー風のデザインのものもあります。
-
オリンパスのミラーレス一眼「OLYMPUS PEN E-PL9」。ミラーレス一眼を代表するスリム＆おしゃれなデザインが魅力
-
キヤノンのミラーレス一眼「EOS Kiss M」。一見すると一眼レフカメラのように見えるが、実はミラーレス一眼なのだ
-
ソニーのミラーレス一眼「α6500」。ファインダー(EVF)を搭載するが、上部は盛り上がっておらずフラットな構造となる
-
富士フイルムのミラーレス一眼「FUJIFILM X-Pro2」。レンジファインダーカメラ風のクラシックなデザインを採用する
さらに、ミラーレス一眼はボディーカラーが選べるカメラが多く、自分の好みに合う色をチョイスできるのも魅力です。しかも、ほとんどのミラーレス一眼はコンパクトで軽量なものばかり。おしゃれなバッグにもすっきり収納でき、普段の持ち歩きもラクラクです。
-
パナソニックのミラーレス一眼「LUMIX GF10/GF90」。手前の2つは、ツートンに分けられた明るいカラーをまとっており、華やかな印象を受ける
