iPhoneをポケットから出したら、なぜかカメラが起動していたり、背面のライトがついていたりしたことはありませんか? これはほとんどの場合、意図しないスリープ解除からの誤操作が原因です。これを防ぐには「スリープ解除」の設定変更が効果的です。

スリープ解除と誤操作の関係は?

iPhoneは、使っていない間は「スリープ」状態になり、画面が消灯します(iPhone 14 Pro/Pro Maxではスリープ画面の常時表示も可能です)。

意図せずスリープが解除されると、ロック画面にある「フラッシュライト」と「カメラ」のアイコンが操作されてしまうことがあります。これが先ほど述べた誤操作です。

  • iPhoneがスリープ解除されると、ロック画面からフラッシュライトやカメラが起動可能に(アイコン長押しで起動。カメラはスワイプでも起動)

スリープ解除には3つの方法があり、それぞれ解除の容易さと、意図しないスリープ解除の可能性が異なります。

  • iPhoneのスリープ解除方法3種類。初期設定では1、2ともオンになっています。3はオフにすることができません

1)「手前に傾けてスリープ解除」をオフにする

ポケットやカバンの中でiPhoneが傾いて、意図せずスリープ解除されてしまうことを防ぐには、次のように設定します。

  • 「設定」を開き、[画面表示と明るさ]をタップ。[手前に傾けてスリープ解除]をオフにする

2)「タップかスワイプでスリープ解除」をオフにする

iPhoneを持ち上げたり、ポケットやカバンから取り出す際に指が触れて、意図せずスリープ解除されてしまうことを防ぐには、次のように設定します。

  • 「設定」を開き、[アクセシビリティ]→[タッチ]の順にタップ

  • [タップかスワイプでスリープ解除]をオフにします

3)「サイドボタンを押してスリープ解除」はオフにできない

「サイドボタンを押してスリープ解除」をオフにする設定はありません。ポケットやカバンの中でボタンが押されてスリープ解除されることを防ぐには、手帳型のケースを利用するのが良いでしょう。

その場合、1・2の誤操作も防止できるので、両方の設定をオンにしておくことがおすすめです。