3月28日、iOSのアップデート「10.3」の提供が開始されました。今回は見えない部分で大幅な変更が行われているということで、アップデート時のトラブルを不安視する声もありましたが、今のところ大きな騒ぎは起きていないようです。とはいえ、アップデートはバックアップをしてからがお約束ですね。
バックアップする方法
バックアップは一度設定すれば自動的に行われますが、アップデートの前に手動で行っておくと安心です。
アップデートする方法
アップデートの手順はいつもと同様です。アップデート中はiPhoneが使用できませんので、急ぎの連絡や用件のない時間帯に行うのがおすすめ(20~30分ほどかかります)。また、充電器に繋ぐかバッテリー残量が十分にある状態で行いましょう。
赤丸数字が出ていた人は次のステップへ。ダウンロードを行う場合は少し時間を置いてからもう一度画面を確認し、下記の画面が出ていたら進んでください。
あとはiPhoneが再起動するまで放置でOK。
この途中で「セキュリティ」の画面が表示されたら、下記の手順で認証コードを入力してください。
これは、他人のiPhoneやMacから自分のApple IDが勝手に使われることを防ぐ「2ファクタ認証」という対策です。Appleではこの認証方法を使用することを推奨しています。
アップデートで変わったこと
今回のアップデートで追加・変更された機能を紹介します。
ストレージの空き容量が少し増える
10.3へのアップデート前/後ではストレージの空き容量が下記のように変化しました。内部のファイルシステムが変更されたため保存効率が良くなったとか、余計なファイルが減った等の説がありますが、いずれにしてもちょっぴりお得です。
なお、アップデートにより動作が速くなったという声もありますが、これはアニメーション効果が微妙に変更されたことにより、見た目的に速くなっているようです。こちらも気分的にはちょっとお得です。
「AirPodsを探す」に対応
昨年発売されたワイヤレスイヤホン「AirPods」が、他のデバイスと同じように「iPhoneを探す」アプリから探せるようになりました。片方だけない、というときも大丈夫。近くにあるのに見当たらない時は、イヤホンから音を出して探すこともできます。
iTunesの映画レンタルがどのデバイスでも再生可能に
iTunesでレンタルした映画は、これまで借りたデバイスでしか再生できませんでしたが、その制限がなくなりました。
マップに天気予報を表示
マップに表示されたエリアの天気が表示されるようになりました。さらに、3D Touchで1時間ごとの天気も。
Apple IDの管理メニューがリニューアル
「設定」アプリを開くと、一番上に自分のApple IDが表示されるようになりました。ここを開くと、自分のIDの設定、支払い情報(クレジットカード登録など)、iCloudの使用状況などをまとめて管理できます。
その他、SiriとCarPlayの連携や、「ホーム」「Podcast」などのアプリに小さな変更が加えられています。