痛風対策といえばビールを控えること——そう思っていませんか。実は、健康的なイメージの飲み物にも尿酸値を押し上げる落とし穴が潜んでいます。
今回のテーマは「尿酸値を上げる意外な飲み物」です。
果糖が尿酸値を上げるしくみ
意外に知られていないリスク因子が、果糖(フルクトース)です。中路先生によると、果糖を摂ると体内で尿酸が作られやすくなり、血液中の尿酸値が急上昇しやすいといいます。この作用は科学的に証明されているにもかかわらず、いまだ認識が広まっていないのが実情です。
特に注意したいのが、清涼飲料水・甘いジュース・果糖ぶどう糖液糖を使った飲料。米国の調査では、清涼飲料水を1日2杯以上飲む女性は、ほとんど飲まない女性と比べて痛風発症リスクが約2.3倍、オレンジジュースでも約2.4倍になると報告されています。
「プリン体ゼロ」表示のお酒も過信は禁物
「プリン体ゼロ」と表示されたアルコール飲料も、安心とは言えません。中路先生によると、アルコール自体に尿酸の産生を増やし排泄を阻害する作用があり、利尿による血中尿酸の濃縮も起こるためです。
また、同じアルコール量でも、ビールは尿酸値の上昇が比較的大きく、ワインは中程度、日本酒は小さいというデータもあります。飲み物の選び方を見直すことが、尿酸コントロールへの大きな一歩です。

