エレコムが、Wi-Fiルーター(無線LANルーター)の使用期間に関する調査を実施した。4年以内に買い替えた人が半数を超えたものの、5年以上前に購入した製品を使い続けている人が3割以上いることも明らかに。エレコムは「ハードウエア、通信規格、セキュリティを考えると、Wi-Fiルーターの寿命は最長で6年と考えるべき」としており、安全性を考えると「まだ動くから」と古いWi-Fiルーターを使い続けるのは得策ではなさそうだ。
エレコムが公式Xで3月17日~19日に実施したWi-Fiルーター(Wi-Fiルーター)の使用期間に関する調査によると、1年以内が15.7%、2~4年が39.9%という回答で、4年以内に買い替えた人が半数を超えた。だが、5年以上前という回答も32.8%あり、やや古いWi-Fiルーターを使い続けている人も1/3ほどいることが分かった。
エレコムによると、Wi-Fiルーターはおもに3つの要素で寿命がやってくると解説。
まずは機器本体(ハードウエア)の寿命で、これは「4~5年」としている。内部の電子部品やファンなどが劣化し、処理速度や電波の強度に影響を与えるほか、接続の不安定さや異常な発熱をもたらす場合もある。
通信規格の寿命は「2~6年」としている。無線LANの通信規格は「IEEE802.11n(Wi-Fi 4)」「IEEE802.11ac(Wi-Fi 5)」「IEEE802.11ax(Wi-Fi 6)」などがあり、スマートフォンやパソコンは続々と新しい規格に対応している。せっかく新しいスマートフォンを購入しても、Wi-Fiルーターの通信規格が古ければ、新しいデバイスの良さを活かせないことに。
セキュリティの寿命は「2~5年」としている。Wi-Fiルーターのセキュリティは、WPA3など新しい暗号化方式に対応しているかどうかで大きく変わる。古いWi-Fiルーターは、WEPやWPAなど安全性の低い暗号方式にしか対応していない場合があり、サイバー攻撃のリスクが高まる。また、古いWi-Fiルーターはファームウェアのアップデートがすでに終了していることがあり、更新ができなければ発見された脆弱性を修正できず、セキュリティの危険性を抱えたまま使い続けることになる。


