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BMWの3シリーズが大きすぎる? 「220d グランクーペ」がジャストフィットかも!

FEB. 21, 2026 11:30
Text : 室井大和
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クルマがどんどん大きくなっていく。BMWの「3シリーズ」も然りで、これでは駐車場に入らないとお嘆きの方もいらっしゃるはずだ。そんな皆さんにご提案。「220d グランクーペ」はどうだろう。クーペを名乗っているが、乗ってみるとクルマの王道、セダンの乗り味が楽しめる。

  • BMW「220d グランクーペ」

    BMW「220d グランクーペ Mスポーツ」に試乗! クーペスタイルの4ドアモデルをBMWでは「セダン」ではなく「グランクーペ」と呼ぶ

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「2シリーズ」はBMWの中でもコンパクトなサイズ感が人気のモデル。今回は「1シリーズセダン」の実質的な後継モデルに当たる「220d グランクーペ」に試乗した。

サイズは昔の3シリーズと変わらない?

220d グランクーペは、2ドアクーペのスタイリングを継承しつつ4ドア化したBMWのコンパクトセダンだ。現行型は2019年に登場した初代モデルよりも大きくなっているが、全長4,550mm、全幅1,800mm、全高1,435mmのボディは、「クルマの大型化」が止まらない昨今の自動車業界では許容範囲のサイズ感だと思う。

筆者は以前、BMW「3シリーズ」(E90)を所有したことがあるが、このクルマと220d グランクーペの全幅は変わらず、全長と全高は220dの方が10mm大きい。現在の2シリーズが、かつての3シリーズよりも大きくなっていることには改めて驚いた。

  • BMW「220d グランクーペ」

    2005年に登場した5代目「3シリーズ」(E90)。個人的には歴代の3シリーズの中で最も好きなクルマだ。これ以降、サイズは徐々に大型化している

220d グランクーペのエクステリアは全体的に丸みを帯びていて、流麗ではあるものの、他のシリーズと比べるとかわいらしさも感じる。フロントはBMWのアイコンであるキドニーグリルでしっかりと存在感を主張。テールライトはスリムで全体のバランスがとれている。

  • BMW「220d グランクーペ」

    キドニーグリルは時代や車種によって大きくなったり小さくなったりするBMWでおなじみの意匠だが、「220d グランクーペ」のものはちょうどいい感じだ

  • BMW「220d グランクーペ」

    リアのデザインは「大胆さと精緻さを融合させた」というのが公式の説明

内装は近年のBMWらしく近未来的な印象を受ける。ダッシュボードに入る「Mスポーツ」の3色ステッチもいいアクセントだ。

操作系統でいえば、アイコニックなiDriveコントローラーはなくなり、シフトレバーも廃止となったが、つまんで操作するちょっとした機構でシフトチェンジをしたり、ボタンを押してドライブモードを変更できたりと、直感的に操作しやすくなった。iDriveコントローラーよりも操作性は良好だと思う。

ハンドルは全体的に太めで径が大きく、もう一回り小さいハンドルの方が操作しやすそうだと感じた。

  • BMW「220d グランクーペ」

    内装は高級感を感じられる

  • BMW「220d グランクーペ」

    ハンドルは太くて大きい

  • BMW「220d グランクーペ」

    シフトレバーがなくなり、コンソール周りはスッキリした

メーターパネルとコントロールディスプレイが一体化した「BMW カーブドディスプレイ」は、ドライバー側に傾けられていて見やすい。エアコンなどの物理ボタンは廃止し、ディスプレイに集約している。温度調整のため、走行中にディスプレイを操作するのは、少々危険なときもあったので注意したい。

センターコンソールにはドリンクホルダー、スマホのワイヤレス充電スペースのほか、小物入れも設けられていて使い勝手がいい。

  • BMW「220d グランクーペ」

    どのメーカーでも同じなのだが、ディスプレイに強い光が当たると見にくくなる

  • BMW「220d グランクーペ」

    地味によかったのが、スマホ充電スペースの上にある小物入れ。カギや小銭入れなどを置いておくのに便利だ

  • BMW「220d グランクーペ」

    BMW Mスポーツのカラーである赤、青、水色のステッチがおしゃれ

ディーゼルエンジンの具合はどう?

220d グランクーペは2.0L直列4気筒ディーゼルエンジン搭載のマイルドハイブリッド車(MHEV)だ。最高出力は150PS、最大トルクは360Nmを発揮する。燃費はWLTCモードで21.1km/lとかなり良好だ。

エンジンをかけると、体にディーゼルらしい振動が伝わってくる。アクセルを踏めば、その振動はより大きくなる。このあたりは好みが分かれるし、ガソリンエンジンのようなスムーズさはあまりない。

ただ、他のブランドに比べれば、BMWのディーゼルは振動が少ない方だと思う。時速60キロ以上、あるいは高速巡航に入れば、ディーゼルらしさはほとんど感じなくなる。発進時のパワフルさも個人的には好みだ。

どうしてもディーゼルが苦手なら、ガソリンモデルも選べるのが2シリーズのいいところでもある。

  • BMW「220d グランクーペ」

    BMWのディーゼルエンジンは振動が少なくトルクフルで、加速が気持ちいい

アクセルを全開にしても、速すぎるというほどの加速感はない。当然といえば当然だが、このくらいの加速の方が安心感があるし、日本国内の道路であれば、これ以上のパワーは本当に必要なのかと考えさせられる。ブレーキは軽く踏んでもしっかりと効き、思い通りにコントロールできる。

乗り心地も必要十分だ。高級サルーンのような柔らかさはないが、ガチガチでもなく極めて標準的。BMWが得意とする直進安定性やハンドルを切ったときの思い通りのクイックな操舵感は、しっかりと楽しめる。2シリーズといえども、ブランドスローガンである「駆けぬける歓び」をしっかりと満喫できる1台だ。

グランクーペと聞くと、居住性やラゲッジスペースが狭いのではないかと想像してしまうかもしれないが、実際はそんなことはない。後席は身長約180cmの筆者が座っても(頭上は少し狭いが)膝前に余裕がある。ラゲッジスペースは約430Lあり、1~2泊の旅行なら問題ない積載量を確保している。

  • BMW「220d グランクーペ」

    後席の乗り心地は快適。人によっては頭上が窮屈かもしれない

  • BMW「220d グランクーペ」

    430Lの容量があるラゲッジスペース。大きめのボストンバッグでも2個なら余裕で積める

セダンの選択肢が少なくなっている今、最新の3シリーズセダンでは大きすぎると感じている人にとって、2シリーズのグランクーペは最良の選択肢になる。かくいう筆者もそう感じるひとりだ。

価格はディーゼルモデルで555万円、ガソリンモデルなら535万円。3シリーズセダンは安くても687万円だ。3シリーズにしかない魅力もあるし、単純な比較はできないが、150万円以上の差があるとなれば、2シリーズ グランクーペを検討してもいい。

【フォトギャラリー】BMW「220d グランクーペ Mスポーツ」


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